【サッカー】浦和サポーター暴徒化対策へ「サポ席縮小」「素性チェック」を！　元五輪アスリート教授が改革案提唱 [愛の戦士★]

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東スポWeb　11/8(水) 5:16

埼玉スタジアムの浦和レッズサポーター
　暴徒化問題の浦和サポーターは抜本的改革を――。陸上短距離のバルセロナ五輪代表で、サッカーをはじめ多くの有名アスリートを指導する杉本龍勇法政大教授（52）が、日本サッカー界を揺るがした浦和サポーターによる暴徒化問題について今後の対策を緊急提言。サポーターの教育に加え、コアサポーターエリアの縮小や観客のデータ管理など大胆な改革案を説いた。

　この問題は、8月2日に行われた天皇杯4回戦の名古屋戦（CSアセット港サッカー場）で浦和サポーターが暴力や破壊行為などで〝暴徒化〟したもの。多数の警察官や救急車が出動する大騒動となった。深刻な事態を受けて日本サッカー協会は当該サポーターの無期限入場禁止や、浦和に対して来年度の天皇杯参加資格はく奪などの厳罰を下した。

　複数のJクラブで指導に携わり、現在も日本代表選手のトレーナーを務めるなどサッカー界に縁の深い杉本氏はまず「コンプライアンスやハラスメントは各企業気にしているので、そこを考えると暴力的な、暴徒化するサポーターを抱えているというのは自分たちの収益を減らすことになる」とスポンサーへの影響を懸念。そうならないために「ちゃんとサポーターとしての振る舞い、モラルをクラブがどう整えていくかが大事。サポーターグループのリーダーなりにコントロールするよう話をする。それが理解できなかったら排除するしかない」とサポーター教育の徹底を求めた。

　また、浦和の本拠地・埼玉スタジアムでの〝問題点〟も指摘する。「（集団で応援する）サポーター席が他のクラブはどちらかのサイドだが、埼スタだけは両サイドにある」とした上で「浦和のサポーターみたいに、時に暴走したり相手をけなす人たちが、ライト層に対して圧力がかかると嫌になってしまう。（イングランドの）プレミアリーグが今これだけ人気があるのは、女性が見に行けるようになったのが大きい。ブンデスリーガ（ドイツ）も一緒。安全に試合を見に行けることがすごく大事」。埼スタで今後安全な観戦環境を確保するためには、熱心なサポーターの陣取るエリアが広すぎることが懸念になるという。

　そこで「埼スタだけなのでね、そんなことやっているのは。コアなサポーターをワンサイドに寄せたほうがいい」とコアなサポーター席の縮小を提言した。

　サポーターを〝管理する〟必要性も説く。「彼らの素性をチェックしたほうがいい。企業も（顧客の）SNSなどをチェックしている。個人情報の扱いには気を付けつつ、ある程度追跡はできる。ファンがこういうタイプのキャラだから、こう対応しようとか。コアなサポーターがどうなっているかとか。デジタル上の顧客管理という考え方をもっとやったほうがいい。（登録制も）それくらいやったほうがいい。そうでなければずっと（騒動は）続いていく」と強く訴えた。

　こうした点を踏まえて浦和、さらにはJリーグ全体へ「多様な人が安心して3～4時間滞在できるスタジアムをつくれるように、どうコアなサポーターに対応していくかだ」と問題提起。浦和サポの健全化は日本サッカー界の大きな課題となりそうだ。

渡辺卓幸
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/ca8bc945079196cb91ffd0f18f1a88d986da9ffb&preview=auto

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