【サッカー】アルゼンチン、替え歌が大ヒット「ブラジルよ、どんな気持ちか言ってごらん！」

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Ｗ杯ブラジル大会でアルゼンチン代表が好調だ。
９０年イタリア大会以来２４年ぶりのベスト４進出を果たし、４０００万人のアルゼンチン国民は大喜び。
今大会でワールドカップ３度目の出場のチームの精神的柱、ハビエル・マスケラーノ（バルセロナ）も準々決勝ベルギー戦後、
「ここまで来られたことにとても感動している。でも私はまだこれで満足していない」と、膝まずいて、声が枯れるほど叫んだ。

南米では当たり前のことだが、アルゼンチンでは代表の試合がある日は、国中が注目する。
仕事も一時中断、従業員のために大型スクリーンを準備する会社もあった。
普段はサッカーを見ない人も国の代表を応援する。その時間帯は街の動きがストップ。交通量は激減し、人も歩かなくなる。

ブラジルとは何でも競い合い、特にサッカーではライバル心をむき出しにする。
マラドーナとペレはどちらが偉大かをテーマに、お互いの良さを知りながらもそれを認めない姿勢は今も変わらない。
サッカーが文化になっている理由の１つでもある。

世界屈指のスーパークラシック戦アルゼンチン対ブラジルを決勝でみたいと心待ちにしているアルゼンチン人は多かったが、実現しなかった。
しかし、最近アルゼンチンで大ヒットしている替え歌がある。一部のファンがブラジルで歌おうと考えたものだが、それが代表選手に広まり大ヒットとなった。
選手も合宿や試合後のロッカールームで歌っている。

　Brasil, decime que se siente　ブラジルよ、どんな気持ちか言ってごらん！
　tener en casa a tu papa.　おまえの家（ブラジル）におまえのお父さん（アルゼンチン）が来ていることを。（アルゼンチンにとって、ブラジルは常に息子的存在だということ）
　Te juro　お前に誓って言うけども
　que aunque pasen los anos,　たとえ何年経っても
　nunca nos vamos a olvidar...　私たちは忘れはしないよ。
　Que el Diego te gambeteo,　ディエゴがお前をドリブルで抜いて

　que Cani te vacuno,　カニ（カニーヒア）が注射を打った（ゴールした）ことを。
　que estas llorando desde Italia hasta hoy.　イタリア大会からきょうまで泣いていたんだろう。
　A Messi lo vas a ver,　メッシとは会えるだろうし
　la Copa nos va a traer,　メッシはワールドカップを我々に持ってきてくれる。
　Maradona es mas grande que Pele.　そしてマラドーナはペレよりも偉大だ。

アルゼンチンリーグでも替え歌合戦は有名だ。
ジョーク好きはアルゼンチン人の隠された才能ではあるが、サッカーへの情熱がなければ生まれない。

2014年7月11日
http://www.sponichi.co.jp/soccer/yomimono/column/kaigai/kiji/K20140711008544460.html