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【音楽】キース・リチャーズ「聴く人たちがいる限り、やり続ける」

75 :名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2015/04/13(月) 20:11:30.20 ID:81ZCCnuS0.net
長年「メインストリートのならず者」を最高傑作とする風潮に納得がいかなかった。
ベガーズにブリード、スティッキーの完成度を思うと、なぜならず者だけが? ってな。

ストーンズは黒人音楽に憧れたが、単に模倣者となることを自ら戒めた。
本物の真似をするくらいなら、あえてニセモノでいよう。
堂々と詐欺師をやろうじゃないかという態度が独特のロックサウンドを生み出した。
ベガーズやブリードには、限りなく本物に近いインチキ品の緊張感と胡散臭さが充満している。

しかし、ならず者にはそういった距離感が無いのだ。
とうとうストーンズが詐欺師の看板を捨てて、プライドを捨てて
素直に黒人音楽の豊饒さの中で戯れているアルバムだ。と思う。
もう模倣でも構わない。好きなものは好きなんだという本音が出ている作品だ。
タイトルとは裏腹に無垢な子供のようなピュアネスこそ、
あの名盤の名盤たるゆえんなのだと、自分がオッサンになってから理解できるようになった。
北野武のソナチネにも似た感触がある。
やさぐれた大人を子供に変えてしまうロック。それがメインストリートのならず者だ。

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