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【話題】キンコン西野、開催予定の「勝ち方講座」のチケット1枚も売れず

882 :名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2015/06/26(金) 14:57:02.76 ID:GPQInTzk0.net
活動報告: だからウォルト・ディズニーをやっつける - WESYM
http://wesym.com/ja/projects/nishino/articles/1161/

小学2年の時に、テレビの中にいたカトちゃんケンちゃんを観て「僕もアッチ側に行きたいな」と思った。

とにかくテレビの中の『スター』がキラキラしていて、いつもヘラヘラしていて、遊んでばかりで、アイドルを
はべらかしていて、きっと僕のお父さんより楽してお金を稼いでいて、だから僕もスターになろうと思った。
伝統芸能を受け継ぎたいとか、お笑いの素晴らしさを伝えたいとか、そういった立派な理由じゃなくて、ただ漠
然と、「スターはラクそうだから、スターになろう」という不純な動機。

毎日、山で遊んで、河原に落ちていたエロ本に興奮して、田舎ヤクザに追っかけられて、捨て犬を皆で飼って、
皆で作ったツリーハウスの中で「俺、スターになるけど、お前、どうする?」とアホの限りを尽くし、そのまま
芸能界へ。

運良く、テレビの中に潜入することに成功し、子供の頃に観ていた“アッチ側”に立ってみたんだけど、立って
みたら意外と退屈で、同時に自分のサイズを思い知って、強烈な「俺の居場所はココじゃないな感」が襲ってき
た。

小学2年からスタートして、初めて立ち止まったそのタイミングで、タモリさんや後藤ひろひとマンに「お前、こ
れをやってみろよ」とモノ作りの道へと引っ張られた。
昔から出会いにはすごく恵まれている。

絵本や舞台、そしてライブを真面目に作るようになってから、それまで眼中になかったウォルト・ディズニーの
存在がチラつきはじめ、大好きな女の子とディズニーランドに行った時に、僕の大好きな女の子がすごく楽しそ
うにしていて、すごく笑っていて、「ああ、この娘をディズニーランドに連れてきて良かったなぁ」と思った直
後に、ハッとした。

「どうして僕の大好きな子を笑わせているのが、僕じゃなくて、ウォルトなんだ!」

「ウォルト・ディズニーより面白くなって、ウォルト・ディズニーより人を楽しませる」と思ったのは、その時
から。
世界に愛を!という立派な理由ではなく、「コイツ、俺の大好きな子のことなんか知らんくせに、なんで俺より、
この娘を笑わせてくれとんねん!ちょっと待っとけ。ぶっ潰してやるからな!」という、これまた不純な動機。
ハチャメチャな嫉妬。

ただ、身をもって知っているけど、「不純な動機」は意外と長持ちする。そこに嘘がないから。
てなわけで、あの日から9年近く経ったけど、いまだに「ウォルト・ディズニーより面白くなる」という熱は冷め
る気配がない。

今度の相手は強大で、とても一人では太刀打ちできない。なのでキチンと自分の作品を作って、「僕はこういう
世界が好きです」ということを提示して、そして「こういうことを考えています」ということを千回でも万回で
も喋って、東に面白い人がいれば東に行って、西に面白い人がいれば西に行って、面白い人に会いまくって、ジャ
ンルも年齢も飛び越えて、仲間を作る。
徒党を組めば勝てない敵じゃない。

鶴瓶師匠に「妖怪・親父コロガシ」と称された僕は、たしかに酷い“人たらし”だ。
たぶん、この活動が向いている(^-^)

世界の中心に行って、僕の大好きな女の子を一番笑わせるのが僕になる。
今、その途中。

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