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【テレビ】日テレが『デスノート』放送後に出演者の“火消し”コメントをばら撒き……異例のバッシング対策に物議

3 :名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2015/07/09(木) 04:07:28.60 ID:y1p18DMf0.net
一息吐いて歩いていると、ガソリンスタンドなのかコンビニの駐車場なのか、ともかく田舎には珍しい
明るくて広い空間が目に入った。だが、その場所についてそれ以上知ることは叶わない。
ガソリンスタンドかコンビニかなどと云うのは、深夜のこの時間に明かりを点す広い空間という情報から推測したものだからだ。
私の目にはだだっ広い空間を背景に何かの制服らしき衣服を身に着けた老女だけがクローズアップされていた。
その老女は私の姿を認めるなりさっと顔色を変え、携帯電話を取り出して警察に通報を始めた。
「あの……前崎がここに……はい……」
私と老女の間には数十メートルの距離があり、当然私のところまで老女の声が届くはずも無い。
そもそも携帯電話の相手が警察だと云う証拠も無いが、私には聞こえたと云う他無い。
老女の顔は犯罪者を見た人間のそれであり、前崎という私の名前を警察に告げている。
私はまたもや走り出した。

私はどんな身なりだろう?自分の靴は派手で目立つから履いてこなかったはずだ。では今も裸足なのか。分からない。
服は。窓を鏡にして、深緑色のコートのような上着を身に着けているのが見えた。
襟で鼻から下を覆い隠すと自分の顔が他人のように感じられ、同時に自分の顔は自分の顔だという諦念も沸いて不思議な心地だ。
少なくとも隠さないよりはいいだろう。それ以外のことは分からない。意識が向かないことは分からない。

バスに乗り合わせた初老の男性が私に気付いた。やはり携帯電話を取り出し、警察に通報する。
私の情報がテレビに流れているのだとしても、こんな田舎にまで知れ渡っているのか。いや、田舎だからこそか……。
「前さ――」
これは老女の時とは違い、実際に聞いた声だ。もっとも、声が聞こえる距離に居ると云うことは
携帯電話を取り上げるのも容易いと云うことだ。私はそうするとすぐに通話を停止し、初老の男性を睨め付けた。
初老の男性は文句があり気な、しかし私に怯んでどうしようも無いといった様子で終始おろおろしていた。
偶然にも、次の次のバス降り場が前崎という地名だったのも幸いした。結局騒ぎになることも無く、
私は前崎の一つ前で降り、流石に前崎に向かう方向とは別の道を行くことにした。バスを降りた後も携帯電話は私が持っていた。
その携帯電話にはバッテリーが無かった。取り上げた時に欠落したのか、私が外したのか。
どちらにせよ、どのような用途であれ、携帯電話を使う気分では無かったので手に持っているだけで満足だった。

比較的繁華街を歩いていると、警察官が二名、私のすぐ傍に居ることに気が付いた。
私を追ってきたのかと疑惑に駆られたが、どうやらそうでは無いらしい。
一言で云うとバブルを思わせる派手な顔付きの女性警官と若い男性警官のペアで、上司と部下に近い関係であるようだった。
「あたしが40歳でも通用するかどうか、聞いてきて」
女性警官が命令すると、男性警官は通行人に向かって調査を始めた。信じられない。
しかし、質問の意味がよく分からないが、仮に彼女が40歳だとすれば十分美人の部類であると思われた。通行人もそう答えている。
私がそれらに気を取られつつも歩みを進めていると、衣服の一部が何かに引っ掛かってしまった。
そのことに気付いた男性警官が近寄ってきて、引っ掛かりを取ってくれた。私はもごもごとお礼を言ってその場を後にした。

私はどこに向かっているだろう?繁華街を歩き、けれど人が多い場所は避けて進む。誰かとすれ違う時には注意して無関心を装う。
(私は寂れた公園のベンチに一人座っている。私に気付いた人が、砂糖を見つけた蟻のように寄ってきて、声を掛ける。
通報も、非難も、恐怖も脅嚇も無い。彼らが運ぶのは同情、憐憫、自首だけだ。きっと甘いのだろう。
私は公園のトイレで彼らを殺し続ける。??392?、??2.26、??????、??????いつ終わるのか。)

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