【サッカー】大金星を手にしたラグビー代表から、サッカー日本代表が学ぶべきこと

YG防衛軍 ★＠＼(^o^)／

イングランドで開催されている2015年ラグビーワールドカップで、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ（HC）率いる
日本代表が19日、世界ランキング3位、ワールドカップ過去2回優勝の南アフリカを34対32で倒し、
歴史的大金星を挙げたことで、シルバーウィークの日本中が活気に沸いている。
「J3のチームがイングランド代表を倒した」などと言われるほど、このジャイアントキリングがどれほどの快挙か、
我々は再認識する必要がある。同じフットボールを取材する人間として、
彼らの勇敢で逞しい戦いぶりには心からの感動を覚えた。

そのラグビー日本代表から、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いるサッカー日本代表も学ぶべきことは多い。

まず第一に挙げるとすれば、エディーHCが取り組んだハードなトレーニングによる走力・持久力の向上だ。
エディー・ジャパンは今回のワールドカップに向けて年間130日もの強化合宿を行い、
1日7～8時間の猛練習を経て、走り抜けるフィジカルを作り上げたという。
その確固たるベースがあるから、彼らは後半40分を目の前にして、確実に3ポイントを得られる
ペナルティキックではなく、より負荷が大きく難易度の高いトライを選択できたのだろう。

サッカー日本代表はFIFAルールによって選手の拘束が十分にできないから、
代表合宿中に抜本的な走力に取り組むのは難しい。が、ハリルホジッチ監督はその重要性に気づいていて、
6月の2018年ロシアワールドカップアジア2次予選初戦・シンガポール戦（埼玉）直前に、
シーズンオフに入っていた欧州組だけを集めて、非常に負荷の高い走力トレーニングを行った。
その負担の大きさのせいか、清武弘嗣（ハノーファー）が右足第5中足骨を骨折するという
アクシデントが起きたが、指揮官としてはそうでもしないと走りの重要性を理解させられないと感じたのではないか。

こうしたトレーニングを行ったうえで、選手個々にメニューを渡してフィジカル強化を促すというのも、
全体の底上げを図りたいからに他ならない。今の日本サッカー界はトレーニング量を調整して、
選手のコンディションを維持することを最優先に考えがちだが、やはり世界トップ相手に走りで勝ちたいなら、
練習の質と量をしっかりと見直すべきだ。

ただ、それは日本代表だけではできないテーマであるため、Jリーグなどの各クラブ、
海外クラブの協力も仰がなければいけない。海外クラブの方は容易ではないにしても、
まず国内の意思統一を図ることはできるはず。もっと指揮官とクラブ側がコミュニケーションを深めていくべきだ。
代表合宿の期間を1日でも多く取れるようにすることも、ラグビー界から参考にできる1つの要素と言える。

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http://www.jsports.co.jp/press/article/N2015092314353902.html