【サッカー】元ミラン黄金期のMF、問題発言で解説者を解雇に

YG防衛軍 ★＠＼(^o^)／

21日、『Il Post』など各メディアは「スイスの放送局RSIで解説を務めていた元イタリア代表
MFステファノ・エラーニオは、人種差別的発言により解雇された」と報じた。

ステファノ・エラーニオは1966年生まれの48歳。ジェノアで長く活躍した後、1992年にACミランに入団し、
3度のリーグ優勝を経験したMFである。

1990年からイタリア代表としてもプレーし、ミランを退団してイングランドに渡るまでの7年間で20capを獲得している。

現役引退後はコーチとしてACミランのスクールやジェノアのユースで指導を行っていたが、
それと並行してSportmediasetなどのメディアでコメンテーターとして働いていた。

記事によれば、先日行われたチャンピオンズリーグのレヴァークーゼン対ローマを解説していたエラーニオ氏は、
試合後にアントニオ・リューディガーのプレーに対して以下のようなコメントを行ったという。

“ ステファノ・エラーニオ
（解説者）

「ディフェンスラインに黒人の選手がいる場合、この種のミスが発生することが多い。彼らは集中していないからだ。

彼らはフィジカル面で強力であるが、一方で考える時間があるときには……彼らは多くの場合、この種のミスを犯す」

これは視聴者に人種差別的な発言であるという指摘を受け、放送していたテレビ局のRSIは即座に
エラーニオ氏との契約を解除したとのことだ。

なお、ステファノ・エラーニオ氏は『Tuttomercatoweb』に以下のように話しており、人種差別の意図はなかったと答えている。

“ ステファノ・エラーニオ
（解説者）

「人々が皆論争を行っているのが残念だ。私は誰も怒らせようとはしていなかったし、差別主義者だと思われたくはない。

私を知っている人間ならば、自分は差別主義者ではないということは分かっているはずだ。

これは四面楚歌の状況だ。不適当な発言だったことは間違いない。私は黒人選手がサッカーの
戦術面を教えられる学校に通っていないことが多いという意味を説明しなければいけない、という意図だった。

リューディガーはこの状況を読めなかった。なぜなら黒人選手は細部に注意を払うことを慣れていないからである。

もし彼らが我々のような細かさを備えていれば、この場を支配できる。なぜなら彼らは強さと技術の点では
全てを備えているからだ。

それは誤解されている。私は人種差別主義者に見られるようなことをしたくはないんだ。

もし彼らが私のコメントを好まなければ、私にそれを伝えることが出来た。そして、協力関係は解消された。
なぜそれ以上の論争を作ろうとするんだ？」

http://qoly.jp/2015/10/22/stefano-eranio-sacked-by-swiss-tv?part=2