【サッカー】＜あの時・Ｊ１通算５００試合出場　横浜Ｍ中沢佑二＞（１）「自分に厳しく」３８歳鉄人のベース

YG防衛軍 ★＠＼(^o^)／

２０１５年１０月１７日、サッカー元日本代表ＤＦ中沢佑二（３８）＝横浜Ｍ＝が、史上４人目となるＪ１通算５００試合出場を達成した。
今年５月８日には、フィールド選手としてはＪ１史上４人目となるリーグ戦１００試合連続フル出場も記録した。
Ｖ川崎（現東京Ｖ）の練習生から、日本を代表する選手に上り詰めた“ボンバー”は、４０歳まで現役を続けることを宣言。
２０１１年の東日本大震災以降、被災地訪問も続けており、被災者たちへの思いも胸にピッチを駆け回っている。

　「ひたすらチームメートを信じるだけだった」―。昨年１０月１７日、日産スタジアムで行われた神戸戦。
この日も中沢は先発メンバーに名を連ねた。楢崎正剛（名古屋）、伊東輝悦（甲府）、
山田暢久（浦和）に続き、遠藤保仁（Ｇ大阪）とともにＪ１通算５００試合出場を達成した（所属は５００試合達成当時）。
１２０分間プレーした天皇杯・大分戦から中２日の過密日程でも、中沢はチームの勝利を目指しピッチを駆けた。
先制点を許しながら、後半４１分からロスタイムを含む１０分間で見事に逆転。
チームメートは中沢の記念試合を白星で飾ってくれた。

　この年の中沢は、大車輪の活躍だった。２年連続でのリーグ戦全試合（３４試合）に加え、
天皇杯全３試合もフル出場は、横浜Ｍでただ１人。若手も起用されたナビスコ杯も全６試合中３試合でプレーした。
チーム最年長ながら、ディフェンスラインからシーズンを通してチームを支え続けた。

　大ベテランになっても、なぜ、Ｊ１で出場し続けられるのか。中沢は「いやぁ、監督にごますりをやっていますからね。
『いやぁ、ナイス戦術ですねぇ』って」。そう笑い飛ばすが、徹底した自己管理こそが“鉄人”のベースとなっている。

　練習場には、練習が始まる約９０分前に入る。入念なストレッチやトレーニングで体を慣らして全体練習に臨むのだ。
そして、午後１０時には就寝する。飲酒はしない。食生活にも十分に気を配り、甘い物は口にしない。
誕生日に報道陣から贈られたバースデーケーキも「いつも、すみません」と言いながらロウソクの火を消す。
“お決まり”の場面だが、中沢は笑顔で、しっかりと気持ちだけを受け取ることにしている。

　プロ１８年目。若手に対しても闘争心を燃やす。「彼ら（若手）が『今日、練習きつかったねぇ』で終わっているところを、
自分の中でプラスアルファする。
がむしゃらに全部居残りすればいいってわけじゃないですけれど、自分がスタメンで出るということを考えたら、
それをやるしかないのかなって。そこが自分の中で戦う土俵なのかなって。同じことやっていたら勝てないのでね」

　今年５月８日の甲府戦（日産ス）で、中沢はフィールド選手としては、
Ｊ１史上４人目となるリーグ戦１００試合連続フル出場を達成した。
試合は２度のリードを守りきれず、２―２の引き分けだったが、
「１日１日、やれることを全てやること。監督、コーチ、スタッフ、選手といった周りの人が助けてくれたからこそ、
１００試合連続で出られました」と感謝した。

　自分に厳しく、サッカーと真摯（しんし）に向き合う。
その作業を積み重ねてきた３８歳も、最初はＶ川崎（現東京Ｖ）の練習生だった。（特別取材班）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160530-00000094-sph-socc

【サッカー】＜あの時・Ｊ１通算５００試合出場 横浜Ｍ中沢佑二＞（１）「自分に厳しく」３８歳鉄人のベース

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