【リオ五輪】福士Ｖ争い絡めず１４位「もうやんねぇ。走らねぇ」

YG防衛軍 ★＠＼(^o^)／

★リオ五輪

　■陸上・女子マラソン（現地１４日）

　第一声は「金メダル、取れなかった！」。女子マラソンの福士加代子（３４）＝ワコール＝は１４位でゴール。笑顔と絶叫は不変だった。もっとも、日本勢の最高とはいえトップから６分近く離され、３大会連続で入賞すらかなわなかった。

　２１キロ手前で先頭集団から徐々に遅れ始め、巻き返すことはできなかった。「ほんと、しんどかった。でも、金メダルを目指したから最後まで頑張れた」

　２０１３年世界選手権で銅メダルに輝いた後、周囲に「やめる」と漏らした。注目を集めながら第一線で走り、親友の小崎まり（ノーリツ）は「精神的にも疲れたんじゃないかと思った」という。心身ともにリフレッシュが必要だった。だが、「やるなら金メダル」と決意し、約５カ月で戻ってきた。

　１月の大阪国際女子を２時間２２分１７秒の自己ベストで制した後、代表確定をもらえず、選考レース再出場を巡って物議を醸した。大会前には右足薬指に疲労骨折の疑いが出るなど調整も決して順調ではなかった。

　４度目の五輪で初のマラソン。けがの影響を否定し、笑顔でスタートラインに立った。目標には遠く及ばなかったが「こんなに頑張った自分はいない。特別な時間を過ごせた」と話し、今後について「もうやんねぇ。走らねぇ」。

　日本陸連はナショナルチームを発足させ、実業団の枠組みを超えた強化に努めてきたが、現実は厳しかった。４年後の東京五輪でお家芸復活は叶うのか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160815-00000019-ykf-spo