【舞台】宝塚花組トップ娘役・花乃まりあ、サヨナラショーの日も“雨女”「恵みの雨に感謝」

湛然 ★＠＼(^o^)／

2016年12月13日17時52分スポーツ報知

　来年２月５日付で宝塚歌劇を退団する花組トップ娘役・花乃（かの）まりあが１３日、兵庫・宝塚大劇場で、「雪華抄」「金色（こんじき）の砂漠」の千秋楽上演後にサヨナラショーを行った。

　入団から７年間の思い出が詰まった本拠地でのラストステージ。今年４～７月に出演した名作「ＭＥ　ＡＮＤ　ＭＹ　ＧＩＲＬ」の「顎（あご）で受けなさい」のソロから始まった。
昨年のショー「宝塚幻想曲（ファンタジア）」のナンバー「愛の花（花は咲く）」では花組トップスター・明日海りおとのデュエットを披露。最後は「ＭＥ　ＡＮＤ―」の「ランベス・ウォーク」を全員で歌い、明るいムードで締めくくった。

　この日はあいにくの雨。花乃は退団者あいさつで「きっと雨が降るだろうなと、幼い頃から雨女の私は思っていました。１０年前、音楽学校に入学した日も雨でした」と笑わせた。
宝塚人生を「たくさんの雨が降りました。土砂降り続きで、前が見えなかったことも」と振り返ったが「目の前に温かく美しく広がる“雨上がりの景色”を与えてくださった。恵みの雨に感謝します」と頭を下げた。

　蘭乃はな（２０１４年退団）に続く２代目パートナーの卒業に明日海は「千秋楽でもダメ出しを欠かさない、男役としてはおおらかさに欠ける相手役でした」と花乃にわびつつ「妥協したくない、もっとできるはず。そんな思いを誰よりも一番近くで理解してくれました」と感謝した。

　花乃は今後、今月２２、２３日に大阪・梅田芸術劇場メインホールで開催されるオールスター公演「タカラヅカスペシャル２０１６」に出演。来年１月２日～２月５日の東京宝塚劇場公演で有終の美を飾る。
明日海は「まだまだ彼女の中に目眠っているパワー、可能性がてんこ盛りにあると信じてます。東京の千秋楽で『うわー、まいりました！』と、ひれ伏すぐらいの舞台を期待しています」と、さらなる精進を促すと、花乃は元気よく「はい！」と答えた。

・サヨナラショーを行った花組・花乃まりあ（左）と明日海りお
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∥その他の画像∥
・本拠地千秋楽を迎えた花乃まりあ（右から２番目）＝宝塚大劇場
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