【サッカー】＜Ｊ３福島ユナイテッド＞田坂和昭監督、容姿コンプレックスから日本代表になった！“魂の注入”

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田坂イズム注入だ！　Ｊ３福島ユナイテッドは１２日、福島市内で田坂和昭新監督（４５）の就任会見を行った。

現役時代には日本代表として国際Ａマッチ７試合に出場。指導者としてもＪ１清水を率いるなど経験豊富な指揮官が
、初めて挑むＪ３リーグで選手たちに熱血指導を行うと誓った。また、福島はこの日、今季のシーズン登録選手を発表した。

新指揮官は福島での挑戦へ向け「新たな気持ちでチャレンジしたい。
一日一日を無駄にせず、選手たちにはひたむきに戦う姿勢を伝えていく」と、早くも熱血ぶりを見せた。

田坂監督は幼少期から先天性無毛症を患い「小さい頃は髪が無いのはコンプレックスだった」と当時を振り返った。
だが「この容姿ならサッカーで有名になるしかない」と、反骨心をバネに日本代表へ上り詰めた。
鈴木勇人代表取締役も「現役時代からひたむきな姿を見てきた。選手たちに田坂スピリットを伝えてほしい」と、“魂の注入”を求めた。

福島は昨季リーグ１４位に沈み、ホームスタジアムの問題などでＪ２ライセンスも保有していない。
だが田坂監督は「そこが面白いところ。福島には『本当にサッカーがしたい』という人たちが集まっていると思う。
そういう選手を育てたい」と厳しい環境に目を輝かせた。さらに「選手と一緒に成長したい」と、強い口調で語った。

チームは１６日に福島市で始動し、２８日からは神奈川・平塚で１次キャンプに入る予定。３月１１日にはアウェーでＹＳＣＣ横浜と開幕戦を戦う。
熱血指揮官は「具体的な順位ではなく、シーズンが終わった時により上の順位を狙う」と、１つでも多くの勝利を目指していく。（守田　力）

◆田坂監督に聞く

―福島を選んだ理由は？
「やはり、選手の育成がしたいという点が一つ。また、様々な問題はあるけれど、このチームに大きな可能性を感じた」

―可能性とはどのようなものか？
「失礼な言い方かもしれないけど、まだ何もないチーム。だからこそ色々なことができる可能性があるし、やりがいを感じている」

―福島の地の印象は？
「現役の頃はトルシエ・ジャパンのキャンプでよくＪヴィレッジを訪れていた。福島の人たちと話した時、震災というコンプレックスに負けず、常に前を向いていたのが印象的だった」

―福島での生活で楽しみにしたいことは？
「温泉が好きなので、色んな温泉を巡ってみたい（笑い）。福島にはたくさんの温泉があると聞いているので、とても楽しみにしています」

◆田坂　和昭（たさか・かずあき）１９７１年８月３日、広島市生まれ。４５歳。現役時代は主にＭＦで、９４年に東海大からベルマーレ平塚（現・湘南）入団。
９９年に清水、２０００年にＣ大阪に移籍し、０２年に現役引退。９５～９９年には日本代表に選出され、国際Ａマッチ７試合出場無得点。０３年にＣ大阪Ｕ―１８コーチを経て、０４年にはＣ大阪コーチに就任。
０６年から清水のコーチ兼サテライト監督を務め、１１年に大分の監督に就任。１５年７月にＪ１清水ヘッドコーチ、同８月に監督就任。１６年にＪ２松本コーチに就任した。

スポーツ報知 1/13(金) 8:04配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170112-00000175-sph-socc

写真
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福島ユナイテッド公式
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