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【サッカー】〈前園真聖が語る/日本代表〉「本田、長友は大丈夫だけど、香川は心配」

2 :Egg ★@\(^o^)/:2017/02/28(火) 12:57:40.99 ID:CAP_USER9.net
 昨夏からセビージャで新たな挑戦をしていた清武の場合は、開幕戦から起用に応える働きを見せていましたが、ナスリ(元フランス代表・移籍期間最終日の8月31日にマンチェスター・シティから移籍)の加入など、チーム事情が大きく変わったことで出番が得られなくなりました。

今回の復帰で「スペインリーグへの挑戦に失敗した」とか、「都落ちした」といった見方をする人もいるかもしれませんが、僕は清武がスペインの他クラブに移籍していれば、出番があったと思っています。それにJ1に再昇格したC大阪を優勝に導くような高いモチベーションで臨むでしょうから、コンディションが万全な状態で日本代表でも活躍してくれると思っています。本田圭佑や香川真司のコンディションが不透明なだけに、清武がやってくれなければ困ってしまいますからね。

一方で代表の主力として牽引してきた本田、香川、長友佑都の3選手は、この冬に移籍はしませんでした。若い頃から代表で存在感を発揮してきたので、彼らはベテランのように扱われますが、本田と長友が30歳、香川が27歳と、まだまだ老け込むような年齢ではありません。確かに20代前半の頃と比べれば、肉体の回復は遅くなってきますが、彼らがW杯アジア最終予選の前半戦で不調だった要因ははっきりしています。クラブで試合に出られていないことに尽きます。

 そうした状況を理解しながらも、彼らは試合に出られる環境に移ることを選びませんでしたが、実は僕は本田と長友については心配をしていません。彼らはこれまで何度もチームで出番を失いながら、そのたびにポジションを取り戻してきた実績があります。また、クラブで出番がない時にも日本代表でしっかりと最大限のパフォーマンスを発揮してきた経験もあります。何より、厳しいメディアの目に晒されながらも、ミランやインテルといったビッグクラブで、それをやり遂げてきたメンタルの強さがあるので、彼らはW杯アジア最終予選が再開されたときに、本来のパフォーマンスを見せてくれると期待しています。
 
 ただ、香川は心配な存在です。逆境を跳ね返す経験値が高い本田と長友に比べ、彼はチームでポジションを失った後に奪い返した経験が少ない。狭い局面でクイックネスを求めるプレースタイルなので、コンディションの良し悪しがダイレクトにプレーに出やすいため、出場機会が多くないだけに自分のなかのイメージの溝を埋めることができずにいるのかもしれません。幸い、香川の場合は先発起用や途中出場の機会が時々与えられているので、数少ないチャンスを生かしてポジションを奪い返すことが大切です。

 ハリルホジッチ監督はアジア最終予選の前半戦最後の試合となった11月のサウジアラビア戦では、代表の主力であってもコンディションの悪かった本田や香川をベンチに置いて勝利に繋げました。こうした選手起用は再開される3月からのW杯最終予選でも続くと思います。
 
 これは本田や長友よりも年齢が下の世代の選手たちにとってはチャンスです。主力組がいいパフォーマンスを発揮できない時に、力を証明してポジションを奪う。本来ならば、これまで何度も代表でチャンスを与えられてきた宇佐美貴史(アウクスブルク)、柴崎岳(テネリフェ)、柿谷曜一朗(C大阪)などの24、25歳の選手たちがポジションを奪っていてもおかしくないのですが、彼らはそれができなかった。「代表」という場は若手を育てるところではないので、これから先にチャンスが何度あるかわからない中で、与えられた機会を逃さずに若手は自分の力を見せる必要があります。

つづく

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