【野球】東京五輪「金」には…大リーガーの力を借りるしかない

ホイミン ★＠＼(^o^)／

わずか１点が遠かった。全員が大リーグ所属の米国代表は、侍ジャパンをパワー、スピードで上回っていた。投手も速球派、技巧派、変則投手と
バラエティーに富んだ救援陣をそろえた。スター軍団に勝つには－。やはり日本も大リーガーの力を借りるしかない。

　２０１３年の前回大会は１人もおらず、今大会は青木（アストロズ）だけが日本のメジャーリーガーから選出された。試合後、小久保監督は
「いの一番で、どんな状況であっても、参加しますといってくれた。その心意気はチームメートにとっても大きかった」とさまざまなリスクを承知で
６試合に出場した青木への感謝の言葉を並べた。

　大リーガー招集を目指した仕掛けは早かった。小久保監督は昨年８月に渡米し、全米各地をまわって、イチロー（マーリンズ）を筆頭に
メジャーリーグに在籍する全選手と面談。意思を確認して、参加を念頭に“根回し”をしていた。しかしメンバー選考の最終段階で球団や
本人の事情で次々に断られ、ごり押しをする術はなかった。

　ベスト４に進出した米国、オランダなどは１次→２次→決勝トーナメントと勝ち進むにつれて、今大会から採用された「指名投手枠」を
用いてよりレベルの高い選手に入れ替えた。日本でいえばダルビッシュ（レンジャーズ）、田中（ヤンキース）、前田（ドジャース）らにあたるが、
最後まで招集できず、当初のメンバーで戦った。

　日本球界にも筒香、山田、菅野、大谷ら世界レベルの有望株がいる。だが、その選手たちがＭＬＢに挑戦した場合、今回と同じ結果に
ならないだろうか。ＷＢＣよりもＭＬＢ選手の招集が困難と予想される、２０２０年７、８月に東京五輪は開催される。米球界に流出し、
国際大会で招集できなければ、チーム力は衰えるばかり。自国開催で金メダルを獲得するためには、制度や契約内容の精査が不可欠だ。

http://www.sankei.com/sports/news/170323/spo1703230007-n1.html