【野球】巨人ショック！森福まで２軍落ち　ＦＡ「２６億円」トリオ　陽　山口俊　全滅…フロントのメンツ丸潰れ

砂漠のマスカレード ★＠＼(^o^)／

巨人は２５日から首位広島と敵地マツダスタジアムで３連戦。
昨オフに史上初のＦＡ選手３人獲得を敢行したが、この遠征には誰１人として帯同しない。山口俊投手（２９）＝横浜ＤｅＮＡ、陽岱鋼外野手（３０）＝日本ハム＝は故障で出遅れ、実戦復帰のめども立たず。
さらに開幕１軍の森福允彦投手（３０）＝ソフトバンク＝も背信が続き、ついに２４日に２軍落ちした。
優勝を射止めるためＦＡ市場に推定２６億円を投じて仕入れた“３本の矢”が、ポッキリ折れるまさかの事態だ。　（笹森倫）

ＦＡで獲った新戦力を開幕わずか１９試合で見切った。補強した球団フロントのメンツはつぶれるが、現場としては十分にチャンスを与えた上での決断だ。
勝ち継投から、対左打者のワンポイント起用、敗戦処理とさまざまな場面で使ったが、森福は７試合０勝２敗、防御率５・４０と結果を出せず。
尾花投手コーチは「もう１回、ちゃんとセットアッパーでいけるように、下で調整してもらう」と奮起を促した。

昨オフのＦＡ交渉解禁日、チーム編成を担う堤ＧＭはいの一番で福岡に飛び、ラブコールを送った。勤続疲労が目立つ山口鉄に代わる左腕セットアッパー候補。
補強ポイントとしてはズバリだったが、古巣からは「もう１イニング任せるのは厳しい。でなきゃ、もっと争奪戦になっているよ」との声も上がっていた。

ソフトバンクでは首脳陣の信頼度が年々低下。昨季は主に対左限定のワンポイントで起用されたが、本人は満足できず新天地を求めた。
ところが今季は対右の被打率・３８９、対左まで同・４００と打ち込まれ、使いどころがなくなった。

森福にはファームで再起を期してもらうとして、ＦＡトリオの残り２人はいまだ試合にも出られない段階にある。

右肩違和感から実戦復帰しないまま昨季を終えた山口俊、右肋骨を骨折したままプレーしていた陽は、ともに“リスク物件”と承知の上で獲ったはず。
今春キャンプで陽は１軍スタートも下半身の張りを訴え、３軍で山口俊とともにリハビリに専念。
だが新戦力の出遅れは体裁が悪いと考えたのか、「上の方がしびれを切らした」と球団関係者は打ち明ける。　

球団上層部の意を受けて２月下旬、堤ＧＭが宮崎入り。両選手に状態を確認した上、「可能であれば１軍キャンプに合流してほしい」と打診したという。
マイペースの調整を続けたい山口俊は断ったが、開幕１軍に照準を置く陽は同意した。
台湾の国民的スターでありながら、ＷＢＣ出場を辞退してまで新天地での調整を優先した責任感もある。
ギアを上げて３月１８日には２軍で初実戦に臨んだが、患部を悪化させて再び離脱。
復帰プランが白紙に戻った陽の方が、現状は深刻といえるかもしれない。

大枚をはたき、人的補償の犠牲まで払ったＦＡトリオはもっか全滅。だがチームを強化する上で補強と両輪の、育成で成果が見えるのがせめてもの救いだ。

育成３年目で１６日に支配下登録され、１８日に１軍に上がると、１９日のヤクルト戦でプロ初登板勝利を手にした右腕、篠原は年俸４２０万円。
ドラフト４位の新人左腕、池田（ヤマハ）も年俸１０００万円。昨季抑えを務めた年俸１億５０００万円の沢村が故障離脱し、
森福も見込み違いで手薄なブルペンを、お手頃価格の若手生え抜きが支えている。
一方でファームには他にも、近年の「爆買い補強コレクション」ともいうべき高給取りが多数、“陳列”されている。
杉内、片岡、相川らベテランＦＡ組。“補欠助っ人”としては豪勢なクルーズ、ギャレット。
故障や外国人枠の問題などでファームにいるメンツにかけた金だけでゆうに３０億円を超え、平均的な球団の年俸総額をしのぐ。
授業料にしては高すぎるが、補強と育成の理想的なバランスにたどり着く糧とできるだろうか。　（金額は推定）」

http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20170426/bbl1704261100007-n1.htm
2017.04.26

【野球】巨人ショック！森福まで２軍落ち ＦＡ「２６億円」トリオ 陽 山口俊 全滅…フロントのメンツ丸潰れ

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