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【芸能】ぽっちゃりタレントが続々と痩せ始めた理由

3 :砂漠のマスカレード ★:2017/10/08(日) 12:26:18.67 ID:CAP_USER9.net
実は危険と隣り合わせ

大盛りのご飯をおいしそうに食べるぽっちゃりタレントの姿は、視聴者に幸福感をもたらす。
ちょうど同じ時期に、早食い・大食いを得意とする一般人が「フードファイター」としてその実力を競い合う番組が話題になり、「大食いブーム」が起こった。
食欲という人間の本能に根差しているグルメ番組の需要は衰えることがない。大食いブームにも後押しされて、ぽっちゃりタレントはその需要を一手に担うことになった。
もともとはアイドルだった彦摩呂も現在ではグルメレポーターとして知られるようになっている。

ただ、そんなぽっちゃりタレントたちの活躍は大きなリスクと隣り合わせだった。
過度の肥満は糖尿病、高血圧などの生活習慣病を引き起こす要因になる。健康をテーマにした番組では、芸能人を対象にした健康診断のような企画がしばしば行われる。
ぽっちゃりタレントたちは、そこで「悪い見本」としての結果を求められているようなところがあった。

松村は、ある番組に出演したときに健康診断の結果が意外と良好だったことが判明して、番組スタッフから「何やってんだよ!」と不満を漏らされたこともあったという。

少子高齢化が進み、テレビの主な視聴者は高齢者になっている。
高齢者にとって「健康」は身近な問題だ。視聴者の健康への意識がどんどん高まっていくにつれて、「肥満」は不健康や不摂生の象徴であるというネガティブなイメージが強まってきた。
太っていることを売りにしてきたタレントにとっては、難しい時代になってきているということだ。

テレビで健全さが求められるようになったというのは、「肥満」だけに限った話ではない。
たとえば、出川哲朗や上島竜兵が主戦場としているリアクション芸の世界においても、
多くの視聴者が本当に痛々しく感じてしまうような過激な企画は、最近のテレビではあまり見掛けなくなってきた。

ぽっちゃりタレントとして有名な松村邦洋がやせたのも、そういう背景があるからではないだろうか。
いわば、ぽっちゃりタレントであることが割に合わない時代が訪れているのだ。多くのぽっちゃりタレントがダイエットを始めたり、ひそかに健康に気を使ったりしているのはそのためだ。

実際、女性芸人でもぽっちゃり体型の人はいるが、そのこと自体を売りにしている人は少ない。
むしろ、渡辺直美のように、太っていてもおしゃれをしたり激しいダンスを踊ったりして、明るく健全なキャラクターを出す人のほうがより多くの人に支持される傾向にある。


冠番組を多く持つマツコ・デラックスさん(撮影:今井康一)

実は、どんどん健全になっていくテレビの世界で、食べ物をおいしそうに食べることで絶大な人気を博しているぽっちゃりタレントが1人だけいる。
それは、マツコ・デラックスだ。マツコは太っているだけでなく、女装家、毒舌家、人情家といったキャラクターの「全部のせ」状態であるため、いわゆるぽっちゃりタレントとは認識されていない。

「健全・不健全」という二元論を超越した存在
だが、「マツコの知らない世界」でいろいろなものを食べて率直な感想を言ってのけるマツコは、紛れもなく「ぽっちゃりタレントの伝統芸」を受け継いでいる人間である。
彼女はすでに「健全・不健全」という二元論を超越した存在であるため、今さら世間から非難されることもない。

逆に言えば、マツコぐらい突き抜けた存在にならないかぎり、これからの時代にぽっちゃりタレントが生き残っていくのは難しいということだ。
「太っている」という欠点すら個性として活かせるのが芸能界の面白いところだったわけだが、そういう考え方もしだいに通用しなくなってきている。
テレビというメディア自体が、「不健全」や「不謹慎」というぜい肉を切り離してどんどんスリムになっているのだ。

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