【サッカー】＜浦和レッズの堀監督＞来季も続投…５年半続いた前政権を引き継ぎ選手に競争促す

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◆アジア・チャンピオンズリーグ　▽決勝第２戦　浦和１―０アルヒラル　※２戦合計２－１で浦和が優勝（２５日・埼玉スタジアム）

　浦和・堀監督が来季も指揮を執ることが２５日、分かった。７月３０日に解任されたミハイロ・ペトロヴィッチ前監督の後任としてコーチから昇格。ＡＣＬは準々決勝の川崎戦から指揮して優勝をもたらした。来季の契約もあり、実績十分で続投が決まった。

　試合後の会見では「このチームのベースを作ったミシャ監督に感謝と敬意を示したい」と話した。５年半続いた前政権を引き継ぎ、選手に競争を促した。控え組にチャンスを与えつつ、布陣は３―６―１から４―５―１に変えて守備の改善に着手。デュエル（１対１）に優れる長沢を抜てきし、日本代表にまで成長させた。ＡＦＣの年間最優秀監督候補にもノミネートされている。

　自身の性格を「マジメ」と自己分析する。鎌倉高、明大で１学年先輩の神川明彦・明大明治高サッカー部監督は「高校時代、彼は厚木という遠いところから通っていたけど、朝練に一番早く来ていた。勉強も本当に良くできた」と証言した。

　大切にしているのは「誠実」であること。選手選考で「全員が納得するのが難しい中で決断しなければいけない。素直に接していかないと」と頭を悩ませる。池田伸康コーチは「ベテランをリスペクトしているけど、選手に順位をつけない。実績やイメージを抜きに接している」と明かした。選手との対話を大事にして偉業を達成した。

　◆堀　孝史（ほり・たかふみ）１９６７年９月１０日、神奈川県生まれ。５０歳。鎌倉高―明大―東芝を経て９２年に浦和入団。ポジションはＭＦ、ＤＦ。平塚（現湘南）でもプレーし、Ｊ１通算１８８試合１４得点。２００２年から湘南の育成、トップチームコーチを経て、０５年から浦和ユースのコーチ、監督を歴任。１１年１０～１２月までトップチーム監督。１２年からコーチを務め、今年７月３０日から現職。

11/26(日) 5:03配信スポーツ報知
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