【相撲協会・評議員会の品格】池坊議長、事件伏せたのは“隠蔽ではない”と強調

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池坊議長、事件伏せたのは“隠蔽ではない”
2018年1月4日 20:27
http://www.news24.jp/sp/articles/2018/01/04/07382149.html
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元横綱・日馬富士の傷害事件で、貴乃花親方の対応に問題があったとして、日本相撲協会は４日に臨時の評議員会を開き、初めて「理事解任」の処分を決定した。

評議員会は、貴乃花親方が事件の発生を知りながらただちに協会に報告せず、度重なる貴ノ岩への聞き取り要請にも協力しなかったことは、理事としての忠実義務に大きく違反しているとして、史上初の「理事解任」を全会一致で決めた。

評議員会・池坊保子議長
「相撲道は礼に始まって礼に終わると言われております」
「特に上司であり、かつ先輩でもある八角理事長が、何度携帯電話に電話しても全く応答なく、折り返しの電話もないのは著しく礼を欠いていたのではないかと思います」

解任は４日付で、「役員待遇委員」に降格し、「指導普及部副部長」の職務が与えられた。処分を事務局から電話で伝えられると、貴乃花親方は「わかりました」と返答したという。

初場所後の２月に行われる次期理事選には立候補できるが、池坊議長は会見で、当選した場合、認めるかどうかは評議員会として話し合いたいと述べ、今後の貴乃花親方の姿勢にクギを刺した。

一方、去年１１月１１日の理事会で執行部が事件のことを明かさなかった問題を記者団に指摘されると――。

池坊議長「隠蔽（いんぺい）という意味ではなく、それ（事件について）を本場所を終えたら、速やかにきっちりと皆様方にも公表し、鳥取県警と連絡を取り合いながら聴取をしたいと考えていたのです」

池坊議長は、事件のことを伏せたのは鳥取県警から「力士たちを動揺させずマスコミに漏れないようにして、九州場所後に聴取したい」と要請されたためだったと釈明し、隠蔽ではないと強調した。