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【テレビ】日本テレビの“罪”――ワイプの発明 視聴者から「邪魔だ」「うるさい」など批判の的

2 :首しめ坂 ★:2018/05/11(金) 15:23:13.41 ID:CAP_USER9.net
「ワイプ」が“発明”されたのも三人の見ている顔を映すためだった。
しかし、最初から使っていたわけではない。
ある時、番組の素材として、ものすごく良いドキュメンタリーがあったという。どんなに短く編集しても18分弱の放送尺が必要だった。
だが、この長さでは、見ている人が何の番組を見ているか分からなくなってしまいかねない。
普通ならVTRを前半と後半に分け、一旦スタジオに降り、司会者たちに少し感想を言ってもらってから後半に行くというのが正攻法だっただろう。
けれど、それではこのVTRの良さが損なわれてしまうと吉川は思った。
18分間ノンストップで流し、終わってからたっぷり感想を言ってもらう他ない。
それだけ力のあるドキュメンタリーだと確信していた。
だが、放送直前、危惧していたことが起きたという。


事前にそのテープが上層部に渡ってしまった。吉川に上司から電話がかかってきた。
「あれを3分の2以下の時間にしてくれ」
「それでは意味がありません」
吉川は突っぱねた。放送日も迫っていて編集が間に合わないとも説明を加えた。
「どうにかならないか?」となおも食い下がる上司。
「どうにもなりません!」
吉川は乱暴に電話を切った。
出典:『全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方』

けれど、このままでは、その上司のメンツを潰してしまう。
少し冷静になった吉川は、VTRはそのままに、上層部を納得させる方法はないかと考えた。
その折衷案が「ワイプ」だったのだ。
こうして『世界まる見え』の「ワイプ」は誕生した。
そして、この方式が、数多くの番組で流用されていくことになったのだ。


「ただ、それは一番いい場面では入れなかった。最近よく見るワイプは一番いい場面で入れているけど、あれは間違いだと思うんです。
ストーリー上、邪魔にならない、むしろ、画面のダレてくるところに僕は入れていたんです。現場でちゃんと見てますよというアリバイとしてね」
出典:『全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方』

昨今、いわゆる「ワイプ芸」などと呼ばれるように、スタジオの出演者はVTRを見ながらいかにリアクションを取るかが求められている。
つまり、視聴者が驚いて欲しいところで驚き、泣いて欲しいところで泣いて、視聴者を誘導する役割をワイプは担っている。
吉川が当初意図していたものとはまったく違う方向に“進化”をしてしまった。
所ジョージのリアクションも今の主流のものとは真逆だった。
どんなに感動するVTRを見ても決して泣くことはない。


「それは冷たいとかそういうことではないんです。自分が泣いてしまうと自作自演な感じが出てしまうでしょって。
泣くのはお茶の間であって、自分たちが泣いてどうするんだという考えなんです。それが所さんの美意識なんだと思います」
出典:『全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方』

いまの視聴者は、自作自演な演出に敏感だ。それを嗅ぎ取った瞬間、離れてしまう。
感情を余白なく誘導されてしまうのも押し付けがましく感じられるだろう。余白なく作り込まれた番組は確かに丁寧だが窮屈だ。
もちろん問題は「ワイプ」自体ではない。その使い方だ。
ただ漫然と使うのではなく、いままた原点に帰り、美意識を持った使い方や、あっと驚く新しい考え方の「ワイプ」を見てみたい。

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