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【サッカー】<Jリーグ>2100億円の放映権料獲得 DAZNのデジタル配信でサッカーはどう変わる?

2 :Egg ★:2018/06/08(金) 08:33:48.57 ID:CAP_USER9.net
■指導者人材の必要性を痛感

54のクラブがそれぞれの哲学を持ってほしいと話す
 ――立命館大学と共同でサッカービジネスの経営を担う人材を教育するプログラムも始めました。監督やクラブ経営者ではどんな人材が求められていますか。

 「クラブ経営で相手にするのは生身の人間です。監督が代わったらチームが息を吹き返すこともあれば、何連覇もした監督でも歯車が合わなくて失速するということもある。いわゆる再現性が低い事業です。ビジネスではベストプラクティスなどと言いますが、同じことを別のところでも再現するようなアプローチはサッカーでは全く通用しない。右脳、左脳のみならず、自分をさらけ出す胆力が必要だと思います」

 「また、クラブは小なりといえども、地域の公共財として、数千〜数万人の移動を生んだり、子供に夢を与えたり、高齢者の健康に貢献したり、国際交流や産業振興も生み出すことがあります。実は日本の地域社会が抱えている行政の大きな課題を克服するポテンシャルを秘めています。社会的な使命感がある人でなければできません」

 ――監督についてはいかがでしょう。最近はスポーツの世界で指導者と選手の関係を巡る問題が相次いでいます。

 「サッカーを教えるだけでなく、人間力を高めていくアプローチが必要です。サッカーは360度どこからボールが来るかわからず、ネットがあって敵味方が分かれているわけでもない。試合中に監督がタイムをとって止められないので、選手が常に自分たちで判断を求められます。しかもサポーターに囲まれ、ときに容赦ないバッシングもある。自立した人間でないと戦えない競技です。こうした人間形成ができるような指導者を育てていく必要があります」

 「Jリーグの選手は毎年100人入ったら100人引退する。定員制ビジネスですので、もともと選手間ではものすごく競争しているのですが、指導者レベルではまだまだ競争原理が働いているとは言いがたい。経営者も、指導者も、選手も競い合うような熾烈(しれつ)な競争環境をつくることが世界で戦うために必要なことです」

 「選手は年齢に関係なく、実力だけで戦っていくわけですから、我々も一定の管理職以上でプロになったと自任するなら、そのポジションは何の保証もない、という形にしました。等級や報酬を業績に連動させる人事制度を導入し、その結果、降格もあり得るという仕組みにしました」

 ――6月14日から始まるロシアでのワールドカップを目前に控え、日本代表監督が急に交代となりました。一連の出来事をどう思いましたか。

 「今回は、日本サッカー協会が非常に難易度の高い判断をしました。Jリーグの立場から見ると、日本代表新監督の西野朗さんはガンバ大阪などを支えた経験のある監督ですし、コーチ陣もJリーグを支えてきた方々。いま一度、Jリーグはしっかりとした土台になることの必要性を痛感しました」

 「サッカーって、長さ約100メートルのとても広いピッチでやっているような感覚があります。でも突き詰めていくと、コンマ1秒先にディフェンダーが触れれば、ボールをクリアできるし、コンマ1センチ先にフォワードの足が伸びてボールに触ればシュートになる。実はサッカーの本質はぎりぎりの、ミクロの世界の戦いです。その瞬間の判断で勝敗が決まる世界では、選手間だけでなく指導者とのコミュニケーションも大きな意味を持ちます。もう一回原点に立って考えると、母国語でコミュニケーションすることの優位性はやはりあると思います。Jリーグは常に母国語で話すことができる監督を輩出していく必要性を感じています」

写真
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つづく

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