【海外】大物黒人ラッパーのカニエ・ウエストがまた問題発言…　「トランプ大統領は兄弟だ」に続き「米国の奴隷制は選択だった」

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大物黒人ラッパーのカニエ・ウエスト（４１）が問題発言で炎上している。「トランプ大統領は兄弟だ」と言い切って論争を巻き起こしている中で、新たに「米国の奴隷制は選択だった」と発言。集中砲火を浴びているのだ。

　公開されている動画によると、ウエストは芸能専門サイト「ＴＭＺ」の番組で、「４００年にもわたる奴隷制は選択によるものと思われる」「４００年も続いてたんだ。誰でもなく、それぞれが選択していたんだ」と主張したのだ。

　スタジオに居合わせたＴＭＺの黒人スタッフが「（アーティストとして成功したあなたとは違って）私たちは世の中にある脅威と戦わなければならないんだ。あなたが『選択』だといった、４００年も続く奴隷制によって、（黒人は）疎外感に悩まされ続けているんだ。全く失望したよ」と強い調子で反論すると、ウエストは「ごめん。傷つけて申し訳ない」と歩み寄り、ハグしてその場は収まった。

　ところが、米ＣＮＮテレビにも登場する政治コメンテーターのシモーン・サンダースは「カニエは自由に物を考える米国の黒人でもとっぴで危険な存在だ」「うんざりで、もう関わりたくもない。（こんなことを言わなければならないのは信じられないが）奴隷制はけっして選択によるものではない」とツイッターで痛烈に批判した。

　人種差別的な発言が問題視されるトランプ氏に対して米国のセレブらが批判を強めるにもかかわらず、ウエストは２０１６年１１月の大統領選後にニューヨークのトランプタワーでトランプ氏と面会。ツイッターに「ＭＡＫＥ　ＡＭＥＲＩＣＡ　ＧＲＥＡＴ　ＡＧＡＩＮ」と書かれた赤い帽子をかぶった写真を掲載したりと、トランプ氏への傾倒ぶりを示していた。

　米メディアによると、発言への批判は同じラッパー仲間などからも沸き起こっている。

　「私の祖母の祖母は奴隷だった。奴隷とは所有されているのだ。所有されていては選択の自由はない。奴隷であれば教育の機会は奪われる。奴隷制は選択などではない。強制だ」とするウィル・アイ・アム（４３）という冷静なものから、「奴隷制は選択だった。死か労働かを選ぶという意味ならね」（ルーペ・フィアスコ）、「カニエとは絶交だ」（イヴ）などさまざま。

　非難の嵐の中、異彩を放っていたのが歌手のジャスティン・ビーバー（２４）のコメントだ。「僕たちの役目は常に同意することではなく、愛すること。愛しているよ、カニエ！」。騒動の陰で愛を説き、一人男を上げた形となった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180609-00000003-ykf-ent

【海外】大物黒人ラッパーのカニエ・ウエストがまた問題発言… 「トランプ大統領は兄弟だ」に続き「米国の奴隷制は選択だった」

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