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【オシム】「私はティキタカが終焉を迎えることを。スピードアップしていくことを望む」「静かに着実にサッカーは完成へと向かっている」

1 :金魚 ★:2018/07/07(土) 17:40:35.88 ID:CAP_USER9.net
劇的な結末を迎えたベルギー戦について、イビチャ・オシムに2度電話で話を聞いた。
最初は試合の直後、2度目はその3日後である。

「素晴らしいプレー、見るに値する試合、だった。最後には喜びが残る。これだけの素晴らしい内容の試合が見られたという。

 幸運なことに日本はフィジカル面でも悪くはなかった。とても重要なことだ。
あなた方はここまでやってきたことに間違いはなかったと確信を持っていい。他の国のことばかりを考えるべきではない。
自分たちのことをもっと考えるべきだ。
 もう一度、何が最も良くてどこを目指すのか。それをハッキリと意識して歩みを進める。より遠くまでだ」
「それには勇気がいるし、プレーのクオリティも必要だが、今日、あなた方が示したのはもっとできるということだった」

――オシムが考える、日本サッカーの強さとは?

「ひとつひとつの動きや素早いスプリント、それもひとりではなく3〜4人が素早くなめらかに連動したプレーが続いた結果こそが、
素晴らしい試合ということだ。

 それは“チームの中により小さないくつかのチームが生まれたとき”に勝利が得られる、という意味でもある。
現代のサッカーでは、チームの中にいくつもの小さなチームがある、と言える。
 そして、同じチームでずっとプレーすることによって生まれるコンビネーションや相互理解こそが、日本代表の強さでもある。

 特に守備はそうあるべきだ。守備は数年一緒にプレーすることで生まれてくる強さがある。
優れたテクニシャンや優れたチームに対して、試合の最後まで守り切るということは、大きな一撃と言える。

 あとは中盤をもう少し強化して、よりプレーを流動化させること。それが今の日本の力の根源であるのだから。
恐らく、その部分では、日本はさらに進化することができるだろう」

――技術はどうですか?

「幸いなことにこれからも変わらないのがテクニックの分野だ。多くの選手は自分が優れたテクニックを持っていると思い込んでいる。
しかしプレーのスピードがさらにアップしたときには、それでもなおボールを正確にコントロールしなければならないので、
決して十分ではなくなるだろう。スピードの向上にともないさらに技術も向上していくことになるし、
それにはもっと練習を積んでいく必要がある、ということだ。

 ただしそれは選手それぞれが行うべきことであり、(プロ)選手になってから技術を向上させようとしても遅い。
もっと早くに、若い頃になすべきことでもある。

 サッカーがより面白く進化していけば、よりスピーディになっていく。スプリントや1対1の局面などにおいて。
そうしたところでサッカーは進歩するだろう。
 人々はそうしたものに魅了され、より多くの人が試合を見にスタジアムに通うだろう。

 今なお、静かにだが着実にサッカーは完成へと向かっている。
 私が言いたいのはそういうことだ。より“パーフェクト”へと向かって……その具現化が試合の美しさであり、プレーの美しさとなる」

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