【芸能】吉幾三さんいないと寂しいね／青森・五所川原立佞武多、今年は出演見送り／「来年は戻って来て」のラブコール

nita ★

8/7(火) 12:21配信
Web東奥

　津軽の大スター、来年は頼むよ－。青森県五所川原市出身の歌手吉幾三さん(65)が、同市で開催中の五所川原立佞武多（たちねぷた）への出演を見送った。長年にわたり祭りを盛り上げてきた吉さんの不在に会場からは「寂しい」「来年は戻ってきて」などの声が聞かれた。

　4日夕の立佞武多開会式。佐々木孝昌市長があいさつで「今年は吉さんが来ませんが…」と触れると、観客からは「えーっ」「うそでしょ」と声が上がった。三沢市の梅川日出子さん(67)は「吉さんの歌をすごく楽しみにしていた。残念です」と話した。

　吉さんは2001年に代表曲の「立佞武多」を発表。その年から開会式や運行コースで歌ってきた。祭りの運営委員会は今年も4、6日に吉さんのステージを設定したが、祭り直前の7月中旬、吉さんの関係者から「出演できない」と連絡が入り、断念した。

　「寂しい」と口をそろえるのは「やってまれ立佞武多会」（神美恵子代表）の子どもたち。立佞武多祭りでは毎年、吉さんの歌と一緒に踊りを披露している。

　つがる市柏小4年の中村彩愛（あやね）さんは「吉さんの歌に合わせて踊るのが楽しみで、いっぱい練習してきたけど…」と残念そう。同市瑞穂小4年の古川優花（ゆうか）さんは「来年の祭りには絶対来て」とラブコールを送った。吉さんとの共演は実現しなかったが、祭りでは躍動感あふれる踊りで観客から拍手を浴びている。

　運営委は、あらためて来年の祭りへの出演を要請する方針を決めている。吉さんと親しい「吉幾三コレクションミュージアム」館長の半田秀美さん(59)は「個人的にはもちろん立佞武多祭りに参加してほしいと思う」とした上で「体調や年齢のこともある。吉さんの判断を尊重したい」と話した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180807-00000007-webtoo-l02