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【サッカー】<鳥栖>サイゲームスがスポンサー撤退へ…年間5億円減収、トーレス流出可能性..同社の親会社が町田を買収することがある

35 :名無しさん@恐縮です:2018/09/29(土) 06:06:45.59 ID:UL7YHv/N0.net
>>15

鳥栖に移籍したトーレスの胸中。「そんなに長い時間は残されていない」

7月28日に行なわれたジュビロ磐田戦後、すでに夜は更けていた。
試合が開催された鳥栖には深夜まで営業している店がない。そのため、博多のスペイン料理店に出かけることになった。

「日本と欧州が違うっているというのは意識しているよ」

サガン鳥栖のFWフェルナンド・トーレス(33歳)は、左手でフォークを器用に使いながらその胸中を明かしている。
トーレスは先月スペインの名門アトレティコ・マドリーから移籍し、この夜がJリーグで2試合目の出場になった。
皿の上ではアヒージョがジュージューと音を立てていた。

「自分が日本に来たのは、会長が熱意をもって勧誘してくれたからだ。
J2に落ちるようなチームじゃない。力になれることがあるんじゃないかって。

ただ、今の自分が”トーレスらしさを”と主張しても難しい。
れはピッチで姿勢を示すべきことで、ゴールを奪えていないなか、影響力が失われているというのは自覚している。
でも、チームとして間違っている方向に行っているのを感じたら、それは言っていきたい。
今は託された時間の中、なんとかチームのために仕事をするだけ。個人としてはあと6点でキャリア通算500得点になり、通過点にしたいけど、今はチームがすべてだね」

18チーム中17位と降格圏に沈む鳥栖にやってきた英雄は、語気を強くした。

先月の終わり頃、マドリッド空港のカフェだった。トーレスは、ほとんど電撃的に日本への移籍を決断している。
現在、ヴィッセル神戸に在籍しているイニエスタから電話が入り、日本語で「ぜひ、フェルナンドも日本に来てほしい」という熱烈なオファーがあったことも、心を決めた理由のひとつだろう。
しかし、最大の理由は「一度は日本で」という夢を捨て切れなかったからだ。
家族のことは気がかりだったが、千載一遇の機会を逃したくなかった。

しかし、日本での生活も、プレーも、うんざりするほど水が合わなかった。

たとえば、ウォーミングアップではメディシングボールで20回のリフティングというメニューに閉口した。
深夜にお菓子やファーストフードを貪る若手選手たちも理解できなかった。

槍のような選手を両サイドに走らせ、クロスに無理やり合わせる、というプレー一辺倒の戦術にも疑問を持った。
ロッカールームの使い方の汚さは、スペイン人選手でも唖然とするほどで、がっかりした。

日々、違和感ばかりが募っていった。

一方で、トーレスは過去のJリーグ所属スペイン人選手の誰よりも日本語に取り組み、片言の会話はすぐできるようになっている。
しかし、むしろこれが逆効果になった。へたに会話ができたことで、侮(あなど)られることになったという。

クラブハウスで通訳と張り紙を見ていたときのことだ。ほとんど前触れもなく、背後からコーチに尻を蹴られた。
そのコーチは冗談のつもりだったようで、満面の笑みを浮かべていたが、何が起きたのか理解できなかった。

「これが日本スタイルだから」

別のコーチがなだめるように言った。はたして、これで我慢できるのか。その疑問が頭を離れなくなった。

「周りは『トーレスは半年で帰えるよ』という見方だと思う。実際毎日、何か違和感のあることが起きるから、1日が長くて。少なくとも1年以上の感覚だよ」

トーレスはそう言って苦笑し、サングリアを口に含んだ。追加したハモンセラータがテーブルにやってきた。

(つづく)

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