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【芸能】壊れてしまう?平手友梨奈の「折り合いつけない」生き様

335 :名無しさん@恐縮です:2018/10/01(月) 18:26:13.15 ID:OHXKQler0.net
批判するなら批判するで、ソースを最後まで読んでからにしましょう




>>1のつづき

 台本を読んでもらった時は、声が全然聞こえないんです。
演技で読むのは嫌なんだなと。自分の言葉じゃないことを口にするのが受け入れられないんだろうなという感じがしました。
ただ、口数が少ない彼女ですが、響というキャラクターが好きだということは一貫して言っていたので、役に納得してもらおうと。
彼女が引っかかる部分の台本を直して進めていきました。

 多くの役者さんは自分の中である程度消化してくださってから現場にのぞまれるので、こういう役作りは珍しいですね。
まずもって、こんなに時間をかけて一緒になって役を掘り下げるのをやったことがないです。
でも撮影前に時間をかけて話したおかげで、撮影に入ってからは楽でした。
現場に行くとただ響として生きていますという感じだったので、本当に不思議な人でしたね。

 でもこの仕事のやり方は健全だなと思いました。
納得できないことがあっても、折り合いを付けてやるのが生き方としては楽だと思うんです。
納得したことしかやらないのを徹底すると衝突もするでしょうから。
大変な生き方をしているけど、明らかに彼女の言うことが正しいとこちらも思ってしまったので、私自身のものづくりの姿勢ごと正される気になりましたね。

 僕は折り合いを付けるのが得意な方です。
いつもだと、お客さんはここにこんな映像が欲しいだろうなというのを撮影します。
編集の時にこういうこと言われるかもしれないからカバーできるショットを撮っておこうとか、自分でジャッジせずにお伺いをたてる相手を想定している時もあります。
仕事をする上ではこういうことも必要ですし、観客の方のニーズを組んだ作り方は間違っていないという自負もあります。
でも今回は相手が平手さんでしたから、この作り方はできず、作品としてこうあるべきだというのを突き詰めないといけないと思いました。
クランクアップ直前のタイミングでも、平手さんだと「それはやりません」と言われるんじゃないかという緊張感は常にありましたね。

 僕は元々は自主映画をつくっていて、昔は自分が正しいと思うことだけをやってきたはずだと思い出しました。
いつからか、これがいいと言ってもらえなかった時のためにこういうのも撮っておこうというようになって。
今回はやらなかったので、作品としても自分が納得できるものになりました。
正直、万人受けするものではないと思います。好きな人はすごく好きになってくれるし、嫌いな人はとことん嫌いになると思います。
平手さんとだからこそ撮れた作品だと言えますね。

 彼女は決してわがままを言っているのではなくて、疑問を残さずに自分がとことん納得することを大事にしています。
誰もが、生きていく上では疑問を持ちながらも折り合いをつけていると思うんです。
彼女の生き様は自分ができない理想をやりきってくれると見えるんじゃないでしょうか。
大人から見ても格好いい生き様で、女性から見ても憧れると思います。
だからアイドルの枠を超えた人気を集めているのでしょう。

 ただ、大変な生き方だと思います。
初対面の時、この生き方を続けていくと、尾崎豊やカート・コバーンみたいにどこかで壊れてしまうんじゃないかと思いました。
本人には、みんなもっと折り合いつけているんだよと言っているんですけどね。

 でも今回、響の役をやったことで少し肩の力が抜けてくれたんじゃないかと思います。
撮影中、彼女も「響でいることはすごく楽です」と言ってくれました。
現場ではなぜこの場面が必要なのかをスタッフとしっかり打ち合わせして、裏方の仕事ぶりもすごく丁寧に見ていたので、役者向きだと思います。
今後も演技をしてほしいですが、たぶん「響のキャラクターが好きなのであって演技には興味ないです」と言われると思います(笑)。
(加藤勇介)

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