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【サッカー】加速する大迫依存。イラン戦で覚醒した森保Jを素直に喜んでいいのか
- 2 :名無しさん@恐縮です:2019/01/29(火) 18:08:34.96 ID:CgGvpy5S0.net
- では、なぜこうも試合内容が一変したのか。
実力が拮抗したチーム同士の対戦でも、ときにちょっとしたかみ合わせの具合によって、一方のチームだけがやることなすことうまく行き、思わぬ大差がついてしまうことがある。
このイラン戦もそんな試合のひとつではあるのだろうが、あえて日本側にその理由を求めるなら、もはや思い当たることはひとつしかない。
FW大迫勇也(ブレーメン)の復帰である。
ケガでしばらく戦列を離れ、グループリーグ初戦以来の先発出場となった大迫の存在が、攻撃を滑らかに回転させる中心軸となっていたのは間違いない。
背番号15が縦パスを引き出し、それを合図に、2列目、3列目から選手が飛び出してくる。そんな流れるような攻撃が、久しぶりに何度も見られた。
大迫が日本代表をチームたらしめたのは、攻撃面だけではない。印象的だったのは、後半40分のシーンだ。
(イランから見て)右サイドでのイランボールのスローインが、相手の右センターバックに渡ると、大迫はそこへ目がけて猛ダッシュ。
大迫のプレスを逃げるように、パスが左センターバックにつながれると、大迫はなおもボールを追いながら、視線を右に送った。
大迫の動きに連動して、MF堂安律(フローニンゲン)が相手の左サイドバックにプレスをかけていれば、そこで”詰む”ことができるからだ。
しかし、堂安はすでに下がった位置にポジションを取っていたため、大迫はスピードを緩めてボールを追うのを止めた。
すると、堂安が「ゴメン」とでも言うように右手を上げ、大迫に合図。
結果的にプレスからのボール奪取は未遂に終わったが、プレーの意図やタイミングを周りに伝えようとする様子は、
守備面においても大迫が、チームをチームとして機能させるためのリーダー的役割を担っていることをうかがわせた。
5度目の優勝を目指す日本にとって、頼もしいセンターフォワードの復帰は、これ以上ないほどに明るい材料である。
とはいえ、裏を返せば、大迫依存の度合いが目に見えて強まっているとも言える。
その依存度の高さは、大会前に想像していた以上であり、大迫の復帰でこうもチームが変わってしまうことに、逆に不安も覚えてしまう。
この状況を、素直に喜んでいいものか。心境は複雑である。
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