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大ブーム『おどるポンポコリン』秘話 織田哲郎「誰もそんなに売れるとは思っていなかった」

1 :ひかり ★:2019/09/10(火) 17:22:23.36 ID:l3MizgKC9.net
 【織田哲郎 あれからこれから Vol.34】

 『ちびまる子ちゃん』の曲を作るにあたり、まず漫画を全巻読みました。特に強かった印象が“ピュアさ”と“奇妙さ”で、その2つの要素をそれぞれ曲にしようと思いました。
結果、“ピュアさ”は『ゆめいっぱい』というオープニング曲になり、“奇妙さ”は『おどるポンポコリン』というエンディング曲になったのです。

 『ゆめいっぱい』は子供らしい勢いとピュアさ、そして漫画の中にずっと流れている“ノスタルジア”を感じられるように作ったつもりです。

 『おどるポンポコリン』はなんせ“奇妙さ”がテーマなので、やりたい放題です。リコーダーは私がちょっと下手っぽく吹いて何本も重ねたり、ピーヒャラピーヒャラという
コーラス部分はメインがボコーダーで、それにまた私が何十本もオペラ声を重ねたりと変なことばかりやっています。

 そしてなんと言っても、さくらももこさんが天才的としか言いようのない素晴らしい歌詞を書いてくれました。そこに坪倉唯子と近藤房之助という超実力派が
徹底的に本気で遊んで歌ったわけです。このチームはデビューにあたり「B.B.クイーンズ」と名付けられました。「とても面白いものが出来たなぁ」とは感じていましたが、
私を含め誰もそんなに売れるとは思っていなかったと思います。

 今でこそアニメのタイアップがヒットするのは普通な気がしますが、当時例えば『サザエさん』の主題歌はみんな知っていてもいわゆる“ヒット曲”とは違うわけです。
だから私もあくまで主題歌として良いものを作りたいとしか考えていませんでした。

 ところが1990年1月から、いよいよ『ちびまる子ちゃん』のアニメが始まり、4月に『おどるポンポコリン』がリリースされると、あれよあれよという間に
ブームになっていきました。気がつくと、当時大流行していたカラオケボックスで、女子のみならずおじさんたちの歌うポンポコリンが響き渡るという、
正直「一体何が起きているんだ、これは?」という感じの状況になっていきました。結果的に『おどるポンポコリン』は1990年レコード大賞を受賞しました。

 この年は他にB.B.クイーンズの第2弾シングル『ギンギラパラダイス』と『君にコケコッコー!』、南野陽子さんに『KISSしてロンリネス』、
田村英里子さんに『虹色の涙』、そしてレッドウォーリアーズが解散したばかりのダイアモンド☆ユカイくんに『DIRTY HERO』などを提供しましたが、
今後自分が果たして音楽を続けていくのかどうかはまだ白紙の状態でした。

 ■織田哲郎(おだ・てつろう) シンガーソングライター、作曲家、プロデューサー。1958年3月11日生まれ。東京都出身。現在「オダテツ3分トーキング」を
YouTubeで配信中(毎週土曜日更新)。

 「織田哲郎ライブ・ツアー2019」は10月19日(土)=大阪・BIG CAT▽20日(日)=名古屋・ReNY limited▽25日(金)
=東京・日本橋三井ホールで開催する。詳しくは公式サイトt-oda.jpへ。

夕刊フジ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000004-ykf-ent

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