2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【野球】野茂英雄を癒した「SUKIYAKI」。 25年前に感じた温かい野球の記憶。

3 :アレ浦和 ★:2020/04/25(土) 21:06:59 ID:oRbrSD8N9.net
◆上から目線の日本球界と違い……。

 野茂が'95年に教えてくれた話がある。当時のフレッド・クレアGMが選手、クラブハウス・スタッフ、関係者を前にして行ったチームミーティングでの話だ。要約すると以下のような内容だった。

「クラブハウスで働く皆さんは、選手が最大限の力を発揮できるように彼らをサポートしてください。フロントで働くスタッフもそれは同様です。例えば、ホットドッグひとつをとっても、『ドジャードッグがどこの球場のものよりも美味しい』とファンに言われるように我々は努力します。ですから、どうか選手の皆さんは、最高のパフォーマンスを発揮することに集中し、努力してください」

 25年前に聞いた『ONE TEAM』のストーリー。選手は最高のパフォーマンスをするために、周囲のスタッフは選手を最大限に支えるために、フロントスタッフは、球場にひとりでも多くのファンが足を運び、満足してもらうためにホットドッグの味に、最大限の努力を重ねる。

 上から目線の発言や行動が多かった当時の日本球界との違いに“これがメジャーの野球か”と心を打たれたのを覚えている。


◆野茂がドジャースを選んだ理由は?

 野茂に数あるオファーの中からドジャースを選んだ理由を聞いたのは入団の意思を固めたときのことだった。

「オマリーさんがいたからです」

 短い言葉に、当初はその真意がわからなかったが、シーズンが進むにつれ、その意味がわかるようになってきた。


たったひとりで異国へ渡った野茂を励ましたいと『SUKIYAKI』を弾いたナンシーさんをはじめ、クラブハウス・スタッフの心遣い、周囲にはドジャーブルーの血が通った仲間たちがたくさんいた。そんな温かみを野茂は入団前にオマリーさんから感じ取ったに違いない。

『上を向いて〜SING FOR HOPEプロジェクト』。「上を向いて歩こう」の曲を聞き、当時のドジャーブルーの心が走馬灯にように蘇った。コンピューター、数字ばかりが前面に押し出される今の野球とは違い、人と人とが触れ合い、ともに創造していく野球が25年前にはあった。その温かみが懐かしい。

総レス数 29
8 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★