石崎琴美、ロコ・ソラーレ「フィフス」として客観的視点で「プラスになる存在に」…０２年ソルトレーク１０年バンクーバー出場 [爆笑ゴリラ★]

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10/22(木) 8:00
スポーツ報知

石崎琴美、ロコ・ソラーレ「フィフス」として客観的視点で「プラスになる存在に」…０２年ソルトレーク１０年バンクーバー出場
フィフスとしてチームを支える石崎
　カーリング女子で１８年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレに、９月から０２年ソルトレークシティー五輪、１０年バンクーバー五輪代表の石崎琴美（４１）が加入した。世界を目指す戦いの舞台に戻るのは約７年ぶり。世界選手権切符をかけた来年２月７日開幕の日本選手権（稚内市）に向け、リザーブ役の「フィフス」として内外からチームを支えていく。

　世界を目指す舞台に、経験豊富なカーラーが帰ってきた。９、１０月と２度の札幌合宿に参加。石崎は「一緒にやったことのないメンバーの中に入った。まずは自分のスキルをみんなに知ってもらうことから」と融合への第一段階を歩んでいる。

　五輪２大会、世界選手権は５大会出場。実績は申し分ない。しかし、加入を決断するまでは３か月以上も悩み抜いた。「フィフスは、たとえ技術があってもチームにフィットしなければぎくしゃくしてしまう。本当に私でいいのか…」。世界で戦うチームのバランスを崩したくはない。熟考を重ね、一度は断ったが、最終的にチーム側の熱意を受け止めた。

　第一線を退いた後は、札幌市の松田整形外科記念病院に勤務しながら「シューティングスター」というチームで札幌リーグに参戦するなど競技を楽しんでいた。ショットの感覚は色あせていない。それでも「今度はメンバーも相手もレベルが格段に上がる。緊張感が全然違います」と不安とも向き合っている。

　与えられた任務は「フィフス」。選手に不測の事態が起きた場合の代役だが、単なるリザーブではない。緊急発進に備えて気持ちと体の準備をするのはもちろん、氷上の４人をサポートする役目もある。「アイスの上だけでは見えないこともある。客観的にチームを見て良い所、悪い所を伝え、４人のプラスとなる存在になりたい」。７年ぶり参戦となる来年２月の日本選手権は、北京五輪への第一関門。重要なミッションを背負って再び石崎の挑戦が始まった。（石井　睦）

　◆石崎　琴美（いしざき・ことみ）１９７９年１月４日、帯広市生まれ。４１歳。帯広南商高まではバレーボール選手で、帯広市の東光舗道に入社してからカーリングを始めた。その後、河西建設（北見市）に加わり２０００年の日本選手権で初優勝。以降、チーム青森時代も含めて０３、０８、０９、１０年と頂点に立った。五輪は２大会で代表。世界選手権は計５回出場し、０８年の４位が最高。１６７センチ、５８キロ。

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