【野球】阪神、日米９５勝左腕チェン・ウェインに関心　Ｖ奪回へ先発補強 [砂漠のマスカレード★]

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阪神が今季途中からロッテでプレーしたチェン・ウェイン投手（３５）の獲得調査を行っていることが２日、分かった。日本野球機構（ＮＰＢ）から来季の契約保留者名簿が公示され、記載されなかった同投手は自由契約となって全球団との交渉が可能。日米通算９５勝左腕は争奪戦となることが確実だが、左の先発投手の補強を狙う虎も参戦の準備を整える。

　補強の動きが活発化する中、大物が市場に現れた。日米で先発として十分な実績を誇るチェン・ウェインにタテジマも注目。球団事務所で取材に応じた谷本球団副社長兼本部長も興味を示した。

　「実績はありますよね。いい投手です」

　ＮＰＢから来季の契約保留選手名簿が公示され、今季中にロッテに加入した左腕は外れた。同時に自由契約となり、全球団との交渉が可能。ロッテも残留を目指して動いているが、球界関係者によると、チェンは代理人を通じて複数球団との交渉の準備を進めている。先発投手が重要な補強ポイントである阪神も席に着く方向だという。

　台湾出身のチェン・ウェインは２００４年から中日に在籍し、０９年に最優秀防御率を獲得した。１０、１１年はリーグ連覇に貢献するなど通算３６勝を挙げて、米球界に渡った。メジャー８年間でも５９勝。今季は９月下旬から０勝３敗に終わったが、登板４試合はすべて６回以上を投げて自責３以下のクオリティースタート。１５０キロを超える直球は健在で、球界関係者の間で「１０勝できる力はある」と評価は高いままだ。

　虎の先発陣は今季、西勇と青柳が規定投球回に達した。秋山も１１勝と奮闘した一方で、左投手は手薄。高橋はシーズンを通してローテーションを守った経験がなく、保留者名簿から外れたガルシアは退団が決定した。貴重な左のスターターについて、谷本副社長は「何人いてもいい」と注目した。

　今季は球団史上最多の８人の助っ人を駆使して戦った。矢野監督は来季も「現状では外国人の力は必要」と要望し、谷本副社長も「必要な戦力は確保したい」と話している。ボーア、ガルシア、呂彦青が退団し、米大リーグ移籍を視野に入れるスアレスとの残留交渉の行き先も不透明。チェン・ウェインについては「（支配下登録）枠の兼ね合いがある。その中で考えていきます」と慎重に話したが、新戦力の調査に動いていることは事実。支配下は保留者名簿に記載した５５人、ドラフト会議で指名したＤ１位・佐藤輝（近大）ら８人、巨人から金銭トレードで獲得した山本を合わせ６４人。スアレスを加えても６５人と余裕はある。

　本格的に獲得に乗り出すことになれば争奪戦は必至だが、それだけ価値の高い戦力。動向を注視しながら、交渉の席に着く用意を進める

12/3(木) 5:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201203-00000522-sanspo-base

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