【MLB】Ｒソックス・沢村拓一　制球難で押し出し含む３四球「自分の感覚が思ったよりずれている」 [砂漠のマスカレード★]

砂漠のマスカレード ★

　レッドソックスの沢村拓一投手（３２）が１５日（日本時間１６日）、レイズ戦でオープン戦２試合目の登板。５回から２番手で救援し、２／３回を投げて１安打１失点。３与四球２三振１暴投で、防御率は１３・５０。３２球中ストライクは１３球と制球に苦しんだ。レイズの筒香嘉智外野手（２９）は「５番・一塁」で先発も。１打数無安打１四球で六回の守備で交代、オープン戦通算成績１４打数１安打で打率７分１厘となった。

　洗礼は、まだ続いている。先頭・キーアマイヤーに右中間二塁打を浴び、連続四球と暴投で無死満塁のピンチを迎えた。マウンドに向かった投手コーチから提案されたスライダーを多投し、アロザレーナ、ローを連続空振り三振に斬ったもののディアスに押し出し四球を許して降板。２試合連続で予定の１イニングを投げ切れなかった。日本時代は４１打数５安打、１３三振、打率１２２と圧倒したレイズ・筒香との”日本人対決”も、実現しなかった。

　「自分の感覚が思っていたよりズレる。直球とスプリットがあまりにも悪すぎる。スライダーがなかったら、どうなっていたか分からない展開だった」

　３２球中ストライクは１３球と制球に苦しんだ。前回登板から、メジャーの硬いマウンドの影響で、上体が突っ込む課題に取り組んできたが、「まだ表現し切れていない。日本での感じで投げるとタイミングがあわない。投手の基本、稼ぐ、誘う、決めるというメリハリを付ける段階に今の所いない」と自己採点は辛い。

　一方で、「もう、上がっていくだけ。今下にいるなら、上をみてやっていくしかない。直球の制球が上がってくれば、全体的にガラッと変わってくると思う」と、初期の試練を克服する意欲は萎えていない。

　コーラ監督は「まだ調整段階。ピンチを迎えたが、三振も奪って闘った。また次がある。ダイスケやオーキーも決して簡単じゃなかった」。自らレッドソックスで控え内野手だった２００７年を回想し、現西武・松坂大輔、岡島秀樹氏らも通過した道を理解し、見守る。中継ぎのブレイシアが右小指痛で開幕絶望とみられるなか、「貢献してくれると信じている」と期待を込める。

　「僕が受け止めなければいけないのは、今日の結果。断捨離じゃないけど、良いものは残して、悪いものは変えていかないと、ここでは難しい。試行錯誤も踏まえて全てが自分。それを受け入れて、いい投球ができるように頑張るだけです」と沢村。取捨選択をしつつ、メジャーに適応していく。　　（一村　順子）

https://news.yahoo.co.jp/articles/fadad48fead3d03160834e340084c8ebf9dae44f
3/16(火) 6:14配信

【MLB】Ｒソックス・沢村拓一 制球難で押し出し含む３四球「自分の感覚が思ったよりずれている」 [砂漠のマスカレード★]

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