【サッカー】＜ＢＢＣ解説者＞古橋亨梧はヘンリク・ラーション級「間違いなくプレミアで通用する」技術の高い日本人選手の価値も高まる [Egg★]

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セルティックへの完全移籍を果たして以来、公式戦２６試合に出場して１６ゴールを奪い、一躍スコットランドの寵児となった日本代表ＦＷ古橋亨梧（２７）。現地におけるプロとしての実際の評価はどの程度のものなのだろうか。元スコットランド代表ＦＷで、８０年代にチェルシーと黄金時代のエバートンを渡り歩き、現在ＢＢＣ解説者を務めるパット・ネビン氏（５８）に話を聞いた。

　まずネビン氏は古橋がセルティック・パークでハットトリックを達成した衝撃のホーム・デビュー戦について語り出した。

「あの試合の解説をしていました。そしてハーフタイムで”キョウゴ（古橋）はヘンリク・ラーションの再来だ”と言ったのを覚えています。ラーションはセルティックに所属していた選手の中でも本物のワールド・クラスと言える選手。最終的にはバルセロナでプレーした選手です。キョウゴはあの試合でハットトリックを決めただけではなく、その動きから素晴らしいサッカー頭脳の持ち主であることを証明しました。この時点ですぐにキョウゴはゴールを量産すると確信しました。同時に彼にとってスコットランドは容易過ぎると思いました」

　ネビン氏は古橋のハットトリック・デビューに立ち会った興奮をあらわにしてそう語ると、「これはセルティック・ファンが聞いたら決して快く思わないだろうが、スコットランドとイングランドでプレーした元選手として言いたい」と前置きして、

「キョウゴは間違いなくプレミアで通用する」と断言した。さらに同氏は先週、選手としてプレーした古巣のチェルシーのスカウトと話をした際、「すでに（チェルシーは優れた選手の一人として）キョウゴのことは知っていました」と語り、古橋がチェルシーのスカウト網に引っかかっていることを明かした。

　「もしもチェルシーほどの強豪が興味を示しているというのなら、プレミアの全クラブがキョウゴに興味があるということになります。スコットランドのサッカーの評価が下がった時期がありましたが、近年、セルティックからサウサンプトンを経由し、リバプールで本格化したファン・ダイク、そしてスコットランド代表ＤＦのロバート・アンダーソンもリバプールのレギュラーとして活躍していることでスコットランドが再評価されています。またグアルディオラ監督がマンチェスター・Ｃの指揮を取るようになって、プレミアの技術志向が高まったことも大きい。だから技術の高い日本人選手の価値も高まっている、ということです。と言っても、キョウゴのフィジカルが弱いというわけではない。しかしそれ以上にサッカー・センス溢れる動きとボールを扱う技術の高さが魅力です。具体的にはファン・ダイクを最初に獲得したサウサンプトンからトットナム・クラスのクラブが来夏にもキョウゴの獲得に動くと思っています」

　ネビン氏はそう語ると、前田大然、井手口陽介の二人については「まだ評価をするには材料が足りない」と話したが、１月２６日のハーツ戦で素晴らしいミドルを決めた旗手怜央にもついては「あのゴールですでにプレミアが注目しているはずです」と語り、２４歳日本人ＭＦもイングランドからの熱視線を浴びていると証言した。（英国通信員・森昌利）

スポーツ報知　1/30(日) 16:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/ede7407ab54d475126bc73619e5a017ca4ef0f66