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【ドラマ】朝ドラの常識を覆した「カムカムエヴリバディ」…ヒットした5つの要因 [湛然★]

1 :湛然 ★:2022/04/10(日) 06:28:37 ID:CAP_USER9.net
朝ドラの常識を覆した「カムカムエヴリバディ」…ヒットした5つの要因
2022年4月9日 11時0分スポーツ報知
https://hochi.news/articles/20220409-OHT1T51019.html?page=1
安子と父・金太(C)NHK
https://hochi.news/images/2022/04/09/20220409-OHT1I51029-L.jpg
https://hochi.news/images/2022/04/09/20220409-OHT1I51030-L.jpg


 NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月〜土曜・午前8時、土曜は1週間の総集編)で9日、最終回が放送された。朝ドラは1人のヒロインの人生を描くものとされてきたが、本作では初めて3人のヒロインを起用した。3代の母子を描いた100年の物語は、毎回のように笑いと涙を誘い、多くの視聴者を魅了した。なぜ「カムカム―」は、ここまでヒットしたのか。振り返ると、5つの要因が浮かび上がってきた。

 (1)悲劇 本作の初回平均世帯視聴率は16・4%で、朝ドラにおいては特別な数値ではなかった。ところが、上白石萌音が演じた1人目のヒロイン・安子の家族に戦火がせまり、父・金太が亡くなった第19話で17・2%に上昇した。(数字は関東地区。ビデオリサーチ調べ)

 その後、安子は夫・稔を戦争で失った。たった一人の愛娘・るいとも、残酷な形で生き別れになってしまう。途方に暮れ、渡米。劇中から姿を消した。あまりに悲劇的な展開に、視聴者は釘付けになり、最後までに「安子」の存在を気にかけることとなった。ネット上では、最終週まで考察合戦が過熱した。

 (2)脚本 「安子編」を軸として、「るい編」「ひなた編」につなげていくことで、求心力を増幅していったように見える。ヒロインを3人にするという斬新なアイディアは、脚本担当の藤本有紀氏によるものだったという。朝ドラ史上初のヒロイン像は、これまでにないテンポ感を生み出し、視聴者の心をとらえて離さなかった。これは、視聴率が途中で落ち込むことがなかったことからも明らかだろう。

 3人のヒロインだけでなく、「周囲の人々」がしっかり描かれたことで物語に広がりが生まれ、感情移入しやすくもなった。るいが語った「みんな間違うんです」の台詞の通り、一度過ちを犯した人間に赦しを与える寛容さにも共感できた。短いセリフやナレーションで人物の状況や心中などを表現することで、大事なシーンに時間を割き、濃密な物語の印象を残した。そして、張り巡らされたち密な伏線が視聴者の興味を掻き立てた。

 (3)熱演 戦争を経験した安子。日本の高度経済成長期を背景に、自分の居場所を探し求めたるい。平成に入り、職業や恋に悩むひなた。ヒロイン役の上白石萌音、深津絵里、川栄李奈が、それぞれの時代を懸命に生きる姿を熱演した。出演者のみならずスタッフも含め、現場での熱気は相当なものだったと聞く。その結果、数え切れない名場面が私たちの心に刻まれた。

 同時に、ヒロインの周囲の人々も生き生きと演じた。安子に「あんこのおまじない」を教えた父・金太(甲本雅裕)。店の再開資金を持ち逃げしながらも、最後に家族の元に戻り“恩返し”を果たした兄・算太(濱田岳)。「どこの国にも自由に行き来できる。僕らの子供にはそんな世界を生きてほしい」と願った稔(松村北斗)。素性も分からぬるいを受け入れ、実子のように育てた竹村夫妻(村田雄浩、濱田マリ)。るいに寄り添い、ひなたを温かく見守り続けた錠一郎(オダギリジョー)。ひなたに、「日々鍛錬し、いつ来るかも分からぬ機会に備えよ」と諭した虚無蔵(松重豊)。登場人物たちが、まるで実在しているかのようだった。

 (4)世相 物語の企画がスタートしたのが2019年春。まだコロナ禍に見舞われる前だった。しかし、年が明けると様相が一変。常にマスク着用を余儀なくされ、人々の行動は制限された。そうした中、制作統括の堀之内礼二郎氏は「はたしてこの物語を作っていていいのか」と悩んだこともあったという。

 時代が変わっても、社会では理不尽な事象が起き、日々の楽しみや未来を奪われる人がいる。突然のコロナ禍に見舞われ、海外では大国による戦争が起きた。「自分の在り方だったり、生き方だったりを考えさせさせられる世の中になったからこそ、この100年の物語を届ける価値があると信じられた」と堀之内氏。その思いは視聴者にも伝わったのではないだろうか。

 (5)主題歌 作詞作曲をシンガーソングライターの森山直太朗が担当し、AIが歌ったバラード「アルデバラン」。直太朗は、朝ドラの背景を知らずに曲を手がけたというが、その歌詞が物語とシンクロしていると評判になった。「安子編」が幕を閉じた第38話や最終話で、ラストに主題歌を流す粋な演出がなされた。

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)

(江畑 康二郎)

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