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雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ 5
- 353 :名無し募集中。。。@\(^o^)/:2016/10/26(水) 01:48:35.48 0.net
- >>69の続きです
短編でみやももハッスルさせてたりしたら遅くなってしまいました
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結局、桃子にフラれた後の雅は友達と騒ぐ気にもならず、バイト先のカラオケ店まで来てしまった。
今日はシフトの日ではないけれど、何かしら仕事があれば回してもらえるだろうと踏んだ雅の見込みは正解だった。
これで今日は休憩が取れるよ、と店長が休憩に下がったのを見届けて、雅は小さく伸びをする。
平日の夕方、時計はちょうど料金の変わり目の時刻を示していた。
まだ客は少ないが、これから徐々に混み始める時間帯。よし、と雅は気合を入れ直す。
訪れた客の対応、オーダーの受付、清掃。
さほど混んでいないとはいえ、もともと人員もあまり足りていないカラオケ店では細かな仕事が次から次へとやってくる。
時間を忘れられる程度に忙しい方が、今の雅には都合が良かった。
「夏焼さーん、そろそろあがっていいよー」
休憩を終えた店長の呑気な声に、気づけば数時間が経過していた。
「あ、はい」
じゃあこれだけやっちゃいますね、と雅は受話器を手に取る。
数回のコールの後、がちゃり、と向こうの受話器が取られる音がした。
後は、残り10分であることを告げ、延長の有無を確認して、それで今日の仕事は終わり。そのはずだった。
「ーーはい」
受話器の向こうの声に、何かが頭をかすめた気がした。
しかし、それは一瞬のことで、しっかりとつかむ前にどこかへ消えていく。
「お時間終了10分前なんですけど、延長はされますか?」
「あ、大丈夫です」
お決まりのやりとりはそれでおしまいだったが、つかみ損ねた思考は引っかかったまま。
もやもやとした何かが喉に詰まって、雅は腕を組んだ。
一瞬だけ、あの声に何かが引っかかったはずーー声?
引っかかりの正体に思い至った瞬間、雅の心拍数は一気に跳ね上がっていた。
まさか、まさかね。そんな偶然、ありえないでしょ。
期待しそうになるのを何とか抑えこんで、雅は客のサインリストに手を伸ばす。
もし、もし、ここにいるのだとすれば、その名前があるはずーー。
パラパラと紙をめくっていくと、果たしてそこに記名されていたのは紛れもなく彼女の苗字だった。
“ツグナガ"なんて、そうそういるはずがない。
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