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雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ 5

517 :名無し募集中。。。@\(^o^)/:2016/10/31(月) 03:04:56.17 0.net
>>354の続きです
スレ落ちる前に投下しておきます
今更なんですが実年齢無視でみやももが同学年設定になってます
なかなか元ネタの場面に行き着けなくて申し訳ない

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*  *  *

「結局、その”もも"って人には逃げられちゃったの?」
「まあ、そーゆーこと」

愛理の指が器用にスティックを操り、ハイハットがシャラシャラと乾いた音を立てた。
くるくるとよく動く愛理の指先に、なんとなく彼女の機嫌がいいらしいことを察する。
今日はスタジオに顔を出すつもりはなかったので、予期していなかった雅の来訪に喜んでいるのかもしれない。

「で、私に愚痴りに来た、と」
「そういうんじゃないけどさ」

図星であるのを誤魔化すように、雅も抱えていたエレキギターの弦をポロポロと爪弾いてみる。
アンプを通さない弦の音は、どこか間抜けに空気を揺らした。

「なんか……凹むってゆーか」

逃げられてばかりで、挙句の果てには嘘をつかれて。
深いため息と共にかき鳴らしたのはFmaj7。曖昧で、気怠い響きに愛理が苦笑した。

「こんなみや、初めて見るかも」
「そう?」
「うん。その子のこと、よっぽど気になるんだなって感じ」

体の中心、奥の方に表現しがたいモヤモヤとした何かが溜まっている。
それをどう形容したらいいか雅には分からなかったが、愛理の言葉であることに気がついた。
そうか、気になってるんだ、もものこと。

「私は全然知らないから分かんないけど」

そんなにすごい子なの、と問いたくなる愛理の気持ちもよく分かる。
しかし、あいにく雅の語彙の中では桃子のすごさを語ることは困難に思えた。

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