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雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ83

264 :名無し募集中。。。:2018/11/03(土) 17:19:25.33 0.net
カントリーが好きなんだ
個人的感情の哮りを宥めるためにスタビちゃんを書く
みやももありがとうだよ
>>181のつづき

「一晩ずっと考えたんだけど、初代ミヤビヒルド、やっぱ返してもらおうと思う」
と、みやは言った。
リビングに入ってきたももはみやの方を見もせず、テーブルにあったテレビのリモコンを拾った。
「みや昨日ぐっすり寝てたよね」
「ううん全然寝れなかったし」
「へー、ももずっと横で見てたけどなぁ?」
「屋根裏行ってたじゃん」

ももは一旦開きかけた口を閉じ、それを見たみやは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
それきり黙ったまま、ももはソファに腰を下ろし、リモコンを投げ捨てるとクッションを抱える。
「やっぱさ、あれがあってのスター☆ミヤビちゃんだよね」
そう言いながらみやが視線をやると、ももはクッションで顔を隠した。
「……返してもらうったって、どうすんの」
みやは立ったままでカウンターに背を預けた。
互いに無言のまま、少しの時間が流れた。

「もも心当たりあるでしょ」
「何の」
「赤い魔女の正体」
「知るわけないじゃん」
みやはソファの前に屈むと、ももの前髪を凝視する。
「じゃ、みやの目見てみて」
「何なのみや」
クッションを抱きしめているももの手首を掴む。確信があった。
魔女の姿を話した時、ため息の前に、ももは確かに小さく息を呑んだのだ。
「取り返しに行くから、案内して」
「知らないって言ってんじゃんか。2代目を探すのならいくらでも付き合うよ」
「……ももはそれでいいの」
「みやのでしょ。私には関係ないし」
ボソボソとした呟き声。
「……そう。私には、どうしても、あれが必要だって、わかった」

みやをスター☆ミヤビちゃんにしてくれた聖剣。
あれがただの武器のひとつではなかったことを今、思い知らされている。
ももがクッションから顔を上げる。みやはじっと目を合わせた。
「知ってるよね。教えて。私のために」
最後を強めに言ってみた。押し付けがましさの滲む、こんな言い方で乞うのは初めてのような気がした。
言葉にしてから急に襲ってきた恥ずかしさに
みやは少し頬を赤くして、掴んでいた手首をさらに強く握りしめた。
視線を泳がせたももが、唇を開く。
「……心当たりだけなら」

「やっぱり、何か知ってるんだ」
「まあ……ただ」
「ただ、何?」
ももは静かに息を吐く。再びみやの目を見ると小さく鼻をしかめ微笑んだ。
「鳥が来るの待たなきゃならない」

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