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雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ83

426 :名無し募集中。。。:2018/11/07(水) 22:11:49.83 0.net
>>399のつづき

ローブの合わせを胸の前で掻き抱いたまま、佐紀は聖壇の前に立ち、ゆっくりと視線を動かした。
「千奈美はいい加減、ももに構うのやめたら?」
「してません」
「知ってるからね、これまでもちょいちょい構いに行ってたでしょ」
「知らない」
「あんたの仕事は何よ」
「……わかってないね。それと、これとは話が別」
千奈美はぷいっと横を向く。

みやの横で、ももが手を挙げた。
「ねー、本題いい?」
全員の視線がももに集まる。
「みやの聖剣、返してもらいに来たんだけど」
「あれは“みや”のじゃないでしょ」
佐紀は呆れたような声を出した。

「別にさぁ、渡してやってもいいんじゃないの」
椅子の背に腰掛けて脚を投げ出したまま、千奈美が面倒臭そうに言う。
佐紀が一瞥すると、身を乗り出した。
「剣ならいくらでもあるじゃん」
それを聞いて、佐紀は口許をゆるませた。
「あぁ、なんか別の持ってく?もっと性能のいいやついっぱいあるし」

「あれでないとダメです」
ずっとやりとりを聞いていたみやは、顔をまっすぐ上げて佐紀を見据えた。
「でなきゃ、ここに来た意味がない」

最初は、力づくでも聖剣を奪い取っていく算段なのかと思っていた。
けれどここまでを見る限り、どうやらももは平和的に、話し合いで、剣を取り戻すつもりのようだ。
ただ、自分が持っていて当たり前のような佐紀の態度を見るに、このままでは向こうが圧倒的優位のように思えて、みやは少しばかり焦れていた。
「私が、ずっと大切に使ってきた剣なんです」
みやは、できるだけ丁寧に言葉を重ねた。

「ふぅん、そんなに返して欲しいんだ」
「あの聖剣がないと、みやをこれまで以上の危険に晒すことになるからね」
ももが口を開くと、佐紀は小首を傾げてから視線を上げた。
「それはどうかな。別にアレがなくても、その子は立派な悪魔バスターじゃない?」

鼻白むももを見て、佐紀は満足げに微笑む。
「ふふ、まあいっか。せっかくここまで取りに来てくれたんだしね」
「返すの?」
「ちょっと考え変えた。みやって言ったっけ、着いてきて」
佐紀はローブを翻し、聖壇の横へ降りていこうとする。
「ももは」
「この先さすがにももさんは無理だよ」
千奈美はみやに向かって、着いて来いとばかりに顎をしゃくった。

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