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雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ83

497 :名無し募集中。。。:2018/11/10(土) 01:16:41.72 0.net
>>497

ミヤビヒルドをあげてしまったと聞いた時の、ももの戸惑い。
悪魔バスターが武器をどうしようが、ももには何の関係もない筈なのに
あの時、ももは明らかに狼狽えていた。そこには明らかに、失った物への思い入れがあった。
疑い始めてから、思い出したのだ。
かつてリカちゃんは、ミヤビヒルドを『天使の剣』と称した。
聞き流してしまっていたけれど、彼女は知っていたのかもしれない。
ももは最初から、出自もわからぬはずのこの聖剣に絶大な信頼を寄せていた。
それが、悪魔と戦うために作られたものだと、既に知っていたからだとしたら。

あとは、まるで天啓のように降りてきた。
みやの中で、天使の剣と、ももが元天使だったということが結びつく。

ミヤビヒルドって、ももが天界に居た頃に、持っていたものだったんじゃないの?

「最初から、そう言いなよ」と、佐紀は言った。
みやは俯く。これを、言葉にするつもりはなかった。
胸の中に置いたまま、知らないフリをして
気付かなかったことにしたかったのに。

「ももに懇願されて、一緒に取りに来たの?」
「違う」
「へぇ」
「自分の意思で、取り返しに来た」
「それは、ももと、一緒に居たいから?」
みやは顔をあげると目を細め、佐紀を睨んだ。睨みつけるだけで、言葉は何も出なかった。

「確かに、ももにとってそれだけの愛着はあるだろうね。
あの聖剣がある限り、ももは、みやの近くに居ると思うよ。
触れもしないのにね」
佐紀は傍にあった石壺の縁に手を置き、指を滑らせた。

「みやももうわかってると思うけど、あの子もあたしたちと同じ
悪魔と戦うためにいる天使だった。
その頃に持っていたのがあの聖剣。
まだまだ実戦に出れるわけもないちっちゃい頃から、大事にしてたなぁ」

そう。ももは、思い入れある聖剣と共に居たかったんだ。
一番最初に、出会った時から。
天使だった頃のももの想いが込められた、この聖剣と。

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