イカ不漁が深刻……函館いか祭りでとれたてスルメイカの販売断念

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函館市内で10月5、6の両日に開催する「函館いか祭り」で、漁業者らでつくる実行委は、目玉となるとれたてのスルメイカの販売を取りやめる。
冷凍イカで代用する予定。とれたてイカの販売中止は初めてで、不漁の深刻さが浮き彫りになった。

とれたてイカの販売は1箱（約10匹入り）で1500円と市価より安いのが魅力だったが、今年は極端な不漁でイカを確保できる見通しが立たず断念した。
実行委は「とれたてにこだわりたかったが苦渋の決断」と話す。「イカのどんぶり」（前回300円）、「イカの丸焼き」（同300円）なども100円ずつ値上げする。

同市水産物地方卸売市場によると、漁が解禁された6月1日から9月10日までの生鮮スルメイカ取扱量は、前年同期比49％減の274トン。
統計が残る05年以降で最低だった前年を大きく下回っている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190920-00010000-doshin-hok