自転車を警察に届けた少年、「頭、大丈夫？」と取り調べで言われ自殺

ソース:http://mainichi.jp/select/news/20140717k0000m040049000c.html
　長崎市に住む長崎県立高校３年の男子生徒（当時１７歳）が昨年８月、自殺したのは「自白を強要するなど県警の違法な取り調べを
苦にしたものだ」として母親が１６日、県を相手に約４３００万円を求める国家賠償請求訴訟を長崎地裁に起こした。

　弁護団によると、生徒は昨年８月１３日、同県諫早市内で自転車の鍵を拾い、鍵が合う自転車も見つけた。自転車に自分と同じ高校の
ステッカーが貼られていたため生徒は２日後、高校に届けようとする途中で諫早署員に職務質問を受けた。自転車は同年４月に同市内
で盗まれていたことから、１９日に約４時間、同署で事情を聴かれ、２６日に島原市内の山中で自殺しているのが発見された。

　携帯電話に遺書が残され、署員から「（自転車を）とったんでしょ」と自白を強要され「頭、大丈夫？」などの侮辱を受けたと記していた。
また「本当のことを話さないと友達に迷惑がかかる」などと脅されたといい「友人には迷惑をかけたくないので死にます」と書かれていた
という。

　県警監察課は「訴状を確認のうえ適切に対応していく」とのコメントを出した。