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【画像】噴火で飲み込まれていく西之島の様子をご覧下さい

180 : ダイビングエルボードロップ(東日本)@\(^o^)/:2014/08/03(日) 03:24:49.74 ID:+Heib43j0.net
西之島は、水深2,000mを越える深さから聳え立つ巨大な海底火山の山頂部にある。
そもそも「海底火山は、マントルで生じたマグマが地殻を通して、海底に噴出したものである」というのが我々の常識であった。
マントルで生じたマグマ(初生マグマ)は海底火山の調査によって採取され、実態が明らかになってきている。
しかし、西之島にはこれは当てはまらない。図1は西之島の溶岩(安山岩)をマントル、マントルが溶けた初生玄武岩マグマ、
および大陸地殻の組成と比較したものである。西之島の溶岩の組成は驚くほど大陸地殻に似ている。
なぜ海洋島弧に安山岩マグマが噴出するのか。

図1. 地殻の下にあるマントルの組成、マントルが溶けてできる初生マグマの組成、大陸
地殻の組成、および西之島の溶岩の組成の比較。
http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20140612/img/fig01.jpg

西之島の地殻は異常で、大陸のように厚いのであろうか。事実は全く逆である。
図2は伊豆小笠原弧に沿った地殻構造を示している。伊豆弧の三宅島,八丈島、青ヶ島、鳥島などは玄武岩マグマを噴出する火山である。
これらの火山は厚さ20-30qの地殻を持つ。一方、西之島を含む小笠原弧の地殻は厚さ15-20kmしかない。
つまり、西之島は世界でも有数の「マントルに近い島」なのである。なぜマントルに近い島から大陸そっくりの安山岩マグマが噴出するのか。
西之島が大陸成因の鍵をにぎっているのかもしれない。

図2. 伊豆小笠原弧の地殻構造。三宅島、八丈島、青ヶ島などに比べて西之島の地殻は
顕著に薄いことがわかる。マントルに近い島から大陸に近いマグマが噴出している。
http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20140612/img/fig02.jpg
http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20140612/

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