東京都北区…　　　　　って、何かあったっけ？

【てくてく２３区】北区「飛鳥山」

寒い冬もようやく終わり、桜の開花ももうすぐ。北区の桜の名所を区の観光ボランティアガイドの
堀江正郎会長（７２）に聞くと「やっぱり飛鳥山でしょう。徳川吉宗が行楽地に推進した場所なんです」
と教えてくれた。

目安箱の設置など享保の改革を実施した吉宗。その中に市民のストレスを発散させようと飛鳥山を
行楽地にし「無礼講を許したんです」と堀江会長は話す。それまで酒を飲みながら花を楽しむ習慣はなく、
今の花見の源流は、飛鳥山が発祥と言える。

１７２０年に桜の苗木を植え始め、その数は１２００本にも及んだという。今は約６５０本まで減っているが、
同じ観光ボランティアの新田潔さん（６６）は「飛鳥山は山全体が江戸時代から続く桜の名所。当時から
残っている名所は、隅田川とここだけなんですよ」と話す。

中でも貴重なのが「飛鳥山碑」と呼ぶ石碑。吉宗が行楽地に指定したことを記念して１７３７年に建てられた。
戦争もくぐり抜け今もそのままの姿で残っているのだ。「飛鳥山を描いた浮世絵には桜とこの石碑が必ず
描かれています」と新田さんは教えてくれた。

ＪＲ王子駅中央口の改札を抜けて、左へ行くと目の前が飛鳥山公園だ。２０日現在、つぼみは堅い。
満開の桜が待ち遠しい。飛鳥山の季節が今年もやってくる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150321-00000076-sph-soci

東京都北区… って、何かあったっけ？

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