ケーブル焼けた事件で再逮捕
10月06日 11時40分
東京都内のＪＲの施設などで相次いだ放火事件で、品川区の変電所の事件に関わったとして
逮捕された男が、ＪＲ恵比寿駅近くでケーブルが焼けた事件にも関わったとして、警視庁は
威力業務妨害などの疑いで再逮捕しました。
再逮捕されたのは、東京・武蔵野市の無職、野田伊佐也容疑者（４２）です。
この事件は、ことし８月以降、東京都内のＪＲの施設や線路脇のケーブルなどが放火される事件が
８件相次いだもので、野田容疑者は、このうち品川区の変電所の事件に関わったとして
逮捕されました。
その後の調べで、防犯カメラの映像などから、野田容疑者がＪＲ山手線の恵比寿駅近くで
線路脇のケーブルが焼けた事件にも関わったとして、警視庁は６日、威力業務妨害などの疑いで
再逮捕しました。
これまでの調べで、野田容疑者は線路脇からケーブルカバーに穴を開けた上でアルコールを
流し込み火をつけたということで、山手線などが１時間あまりにわたって全線で運転を見合わせ、
およそ５万人に影響が出ました。
警視庁によりますと調べに対し、野田容疑者は容疑を認め「過密ダイヤで電力を使う山手線を
廃線にするためにやった」と供述しているということです。
これまでの調べに対し、野田容疑者は「ことし４月ころから１０件以上やった」と供述し、
一連の事件への関与を認めているということで、警視庁は全容解明を進めることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20151006/5453681.html