TOKYO MXテレビの魅力

キー局の各局が苦しんでいるのは皆さんもご存じの通りです。
本日発売の週刊ポストでも取り上げられていましたがこれは別にフジに限ったことでは全然なくて、
ネットの隆盛に押され、テレビ各局は今、とても厳しい経営状態を余儀なくされているのです。

そんな中、東京ローカルのTOKYO MXの評価と経営状況がうなぎ上りです。
現在、4期連続の過去最高益。このご時世で、これは出色です。
なんでここまでこのご時世に好調なのか。
私が理由に挙げたのが「エリートが作っていないから」というものでした。

エリートの思考回路は単純です。一言でいうと「減点思考」。人よりも点数をとっているのに、
85点とってるのに「15点、落としてしまった！」。90点とってるにもかかわらず「なぜこの10点がとれなかったのか!!」。
エリートの思考回路はそうして、大人になるまで延々と1位の人間以外は「減点方式」なのです。

しかし、MXは違います。いわゆるエリートが作ってるわけじゃありません。エリートでない人間って、
70点をとれたら「平均点、とれたよ！」。75点をとれたら「平均よりも5点も上だったよ！」。
考え方や価値観の基本が「加点方式」なのが特徴です。なので、
「これが面白いかもしれない！」「これが笑えそうだね！」
それだけで、もう番組を作っちゃう。なので、結局、面白い番組が出来るんです。面白いキャストを連れてこれるんです。

事実、マツコさんもミッツさんも、岩井志麻子先生や北斗晶さん、全部、MXが使い始めたのです。
そして、今年の4月からレギュラー陣を刷新した日テレの「スッキリ」。湯山玲子さんも武井壮さんも、
二人とも私の番組「バラいろダンディ」で最初に使い始めたコメンテーターです。

まず、MXで最初に使ってみて、苦情が来なかったら、減点がないのでキー局で使ってみる。今はそんな時代になっています。
MXのテレビ局のコンセプトは「9（ク）レイジー」。
笑われていきましょう。バカにされていきましょう。
いいんです。それくらいがちょうどいい。楽しんでこれからもいきたいと思います。

http://oshiete.goo.ne.jp/watch/entry/fcdace111d42f7c8d8a70b1e96abc5ed/