【龍神】糖尿病の7歳男児を「祈祷で癒す」と言い医療受けさせず死なせた自称・龍神の祈祷師逮捕へｗへ

男は、「わたしは龍神だ、あらゆる病気を治せる」と語っていた。
自称、祈とう師の男が、糖尿病の男の子を、必要な治療を受けさせず、殺害した疑いで逮捕された事件。
糖尿病の治療に悩む、家族の弱みにつけ込んだ犯行の実態が、明らかになってきた。
生活習慣の乱れなどから発症する「2型糖尿病」と異なり、主に子どもがかかる「1型糖尿病」は、インスリンが分泌されなくなるため、一生、注射で補わなければならない。
この注射は、患者にとって命綱。
2015年4月、1型糖尿病を患う、小学2年生の今井駿君(7)にインスリン注射をさせず、殺害した疑いで、26日、60歳の自称、祈とう師・近藤弘治容疑者が逮捕された。
近藤容疑者の母親は、「誰の言うことも聞かないせがれだから、覚悟はしていたんです。とんでもないせがれで、申し訳ありません、本当に」と話した。
駿君が糖尿病と診断されたのは、2014年11月。
母親は、一生、インスリンを打ち続けなければならないことを悲観し、知り合いだった近藤容疑者に相談した。
近藤容疑者の自宅近くの道沿いに出された看板。
そこには、近藤容疑者の電話番号とともに、「心霊治療」、「龍神」といった文字が並ぶ。
駿君の母親に対しては、「わたしは龍神だ。あらゆる病気を治せる。駿君の腹の中に死神がいるので、インスリンでは治らない」と言って、
母親を信じ込ませ、治療費名目で、およそ200万円を受け取った。
近藤容疑者は、駿君を寝かせると、その周りに、ろうそくを並べ、体を触ったり、「死神退散」などと呪文を唱えたという。
そして、周りには、お供え物として、ハンバーガーや栄養ドリンクを置いていたという。
容疑者を知る人は、「なんか、宗教信仰しているかなと、ちょっと思ったけどね」と話した。
その後も、駿君に正しい治療は行われず、2015年4月に体調が急変し、死亡した。
学童保育の責任者は、「非常に残念で、悔しい思いですね。明るくて元気で、活動的で、みんなに慕われる子でした」と話した。
警察は、必要な治療を受けさせなかった近藤容疑者を、異例の殺人容疑で逮捕。
また、近藤容疑者の言葉を信じた両親も、近く、保護責任者遺棄致死の容疑で書類送検する方針。
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