読売新聞大阪夕刊から
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大阪府寝屋川市の中学１年生２人が遺体で見つかった事件で、星野凌斗君（１２）への殺人
容疑で１日に再逮捕された契約社員・山田浩二被告（４５）＝平田奈津美さん（１３）への殺
人罪で起訴＝が事件当日の８月１３日以降、スマートフォン内の複数の画像などを消去してい
たことがわかった。捜査関係者が取材に明らかにした。事件当日を中心に複数日分が消される
などしており、府警は事件に関するものが含まれていた可能性もあるとみて解析を進める。
捜査関係者によると、府警は、山田被告を平田さんへの死体遺棄容疑（処分保留）で同２１
日に最初に逮捕した後、スマホを押収。通話履歴やメールなどの内容を調べる中で、星野君と
平田さんが殺害されたとされる８月１３日を中心に数日分の複数の画像が消去された形跡が見
つかったという。
関係者によると、山田被告は以前から、ＬＩＮＥなどを通じ、画像付きのメッセージのやり
とりを友人らと頻繁に行い、日常の様子を知らせるなどしていた。
スマホ内には、事件とは無関係のものは残されていたため、府警は、山田被告がスマホの記
録から事件への関与を疑われることを恐れ、データを選んで削除した可能性があるとみている。
また、画像とは別に、ＬＩＮＥのメッセージの一部も削除されており、府警は、こうしたデ
ータの復元や解析を民間の専門機関に依頼し、事件の解明を急ぐ。
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読売新聞12月1日大阪夕刊から
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一方、星野君のズボンのポケットに第三者の体液が残されていたことが分かっているが、遺
体周辺にティッシュの塊が六つあったことも新たに判明。山田被告がこの場所を訪れる数時間
前の同２１日未明に行った、大阪市北区の男性専用サウナの複数の客のＤＮＡ型が検出された
という。
同店の防犯カメラには、ゴミ箱周辺で不審な動きを見せる山田被告が映っており、府警は、
ティッシュなどは別人の犯行に見せかける目的だったとみている。
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