経済学者・浜矩子「安倍政権は、GDPを増やして富国強兵化を進めようとしている」

平和と男女平等訴え　国際女性デー前に広島で　／広島

平和と男女平等を訴える「国際女性デー」（８日）を前に、広島市内で６日、デモと集会があった。
女性を中心に１００人以上の参加者が、女性が住みやすい社会の実現に思いを巡らせた。

国際女性デーは女性の参政権や戦争反対を訴え、１９１０年のデンマークでの国際会議を機に
世界中に広まった。県内では７６年から、労組などでつくる実行委員会が主催し集会が続けられてきた。
この日、参加者らは男女平等を訴える横断幕やうちわを手に、中区の県庁前から南区の
ワークピア広島までを行進。「男女の同一価値労働、同一賃金を実現させよう」などと声をあげた。

デモ行進後の集会では、同志社大大学院の浜矩子教授が「早く行きたいアベノミクスの向こう側」と
題して講演。安倍晋三政権の経済政策・アベノミクスは軍備増強など外交安全保障政策と一体だと指摘し、
「安倍政権が掲げる『一億総活躍社会』は、人権を守るために女性の社会進出を推進するものではなく、
ＧＤＰ（国内総生産）を増やして富国強兵化を進めるものだ」と批判した。【石川将来】

http://mainichi.jp/articles/20160307/ddl/k34/040/391000c