G20まであと100日を切ったとして王毅外相が記者会見「G20こそが時代の潮流」

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中国外相が対抗姿勢「Ｇ２０こそ時代の潮流」

　【中国総局】中国の王毅外相は２６日、今年９月に中国・杭州で予定されている２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議まで「１００日」に迫ったとして、中国外務省で記者会見した。
王氏は、「Ｇ２０は先進国と途上国が対等な立場で同じテーブルを囲み、平等に協議して決める場であり、時代の発展の潮流に合致している」と述べ、開会中の先進各国による伊勢志摩サミットに対抗する姿勢を強く打ち出した。

　王氏は、伊勢志摩サミットが、南シナ海での中国の動向を踏まえ、海洋安全保障を議題としたことを念頭に、「サミットとは本来、世界経済について討論する場であるはずだ。国際社会が関心を寄せている、経済、金融、発展問題に焦点を当ててもらいたい」と不快感を示した。
その上で、王氏は、「どんな議題を討論する場合も客観的で公正な立場を保つべきで、二重基準を用いてはならない。地域情勢の緊張を激化させたり、刺激したりすべきではない」と主張した。
「南シナ海をめぐる中国の立場は非常に明確だ。国際法と『南シナ海行動宣言』の規定にのっとり、直接当事国との対話を通じて平和的に争いを解決するということだ」とした。

　一方、中国外務省の華春瑩報道官は２６日の記者会見で、オバマ米大統領の広島訪問について、「忘れてならないのは、日本軍国主義が引き起こした侵略戦争によって、アジアの人々、広島、長崎を含む日本国民に深刻な被害がもたらされたことだ」と主張した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160527-00000072-san-cn