父「小学生の娘がLINEで成人男性と逢って一晩を共にしていたのは警察のせい」

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県内の小学校高学年の女子児童を連れ回したとして男が未成年者誘拐容疑で逮捕された事件で、児童の父親が３０日、宮崎市内で記者会見し
「県警に事前相談しており、何らかの対応を取っていれば事件は起こらなかったのでは」と対応を疑問視した。
事前相談を受けた宮崎北署は「対応した職員から詳しく事情を聴くなどしてコメントするか検討したい」としている。

　６月２１日に逮捕されたのは佐賀県上峰町、大学４年の松田竜宗容疑者（２２）。容疑は１８日夜、児童をＪＲ宮崎駅に誘い出し、福岡県行きの高速バスに乗車。
１９日午後９時半ごろまで連れ回し、容疑者の自宅押し入れに隠すなどしたとしている。

　父親と同席した弁護士によると、両親は娘の無料通信アプリ「ＬＩＮＥ（ライン）」に成人男性と思われる人とのやりとりを見つけて昨秋、北署に相談。
１１月５日、娘が再び男性とやりとりしていることを発見した。父親は「男性と会っているかもしれない」と北署に電話で再度相談したが当直から「翌日に来署するように」と言われた。

　父親が６日、北署を訪ねたところ、当直からの引き継ぎがないため県警本部に相談。
その際、警察官が男性の電話番号を控えたうえで北署が再び対応することになったが、その後の対応に不信感を抱き、連絡をやめたという。

　一方、県警は逮捕当初「児童が自宅に置いていった携帯電話の履歴などから容疑者を特定した」と説明したが、
６月２９日に「過去に警察に相談があり、その際に控えた携帯電話の履歴から分かった」とした。
担当者は「勘違いだった」と話している。

小学生連れ回し　女児の父「事前相談したのに…」　県警の対応に疑問　／宮崎
http://mainichi.jp/articles/20160701/ddl/k45/040/188000c