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【既婚者に好かれても・・】一流の男の落とし穴。30歳婚活女子「ありえない」お食事会に失望へ

1 : 急所攻撃(北海道)@\(^o^)/ [CL]:2017/03/12(日) 07:02:37.13 ID:YKrOCXhG0●.net ?PLT(13500) ポイント特典

やみくもに婚活に励むのは、もう終わり。

ある強かな女たちは、婚活の場をワインスクールへ移した。

スクールに通うほどワインが好きな男は、高い年収を稼ぎ、洗練されたライフスタイルを送っている者が多いはずだ。

婚活のため”表参道ワインアカデミー”への入学を決意した30歳の美咲。

波乱のクラス会では、ライバルではないと思っていた既婚の26歳・芹那に、一流男性陣の関心を全て奪われてしまい、美咲は焦りを感じるのだった。

一流の男の落とし穴。30歳婚活女子、銀座でお預け食らわされた、ありえないお食事会

「美咲さん、だったよね?お隣座ってもいいかな?」

いつもより少し早く教室についた美咲が授業準備をしていると、後ろから雅彦に声をかけられた。

外資系金融勤務の雅彦とは、それまでほとんど話をしたことはなかったが、彼のことは、クラス会にドンペリを持ち込んだ空気の読めない男としてしっかりと美咲の記憶に刻まれている。

この日の授業では、何名かの生徒が代表で、テイスティングコメントを発表することになった。

みんながしどろもどろな答えをする中、雅彦だけは例外で、すらすらとブドウの品種まで正解を言い当ててみせた。
クラス中が羨望の眼差しで雅彦を見つめている。美咲もちょっとだけ、雅彦のことをかっこいいと思った。

―ワインに詳しい男性って、やっぱり二割増しに見えるわ。ま、空気の読めない男はごめんだけど。

それに美咲は、ワイングラスを持つ雅彦の左手薬指に、きらりと光る指輪を見逃さなかった。
既婚者ならなおさらお断りだ。そんなことを考えているうちに、あっという間に授業は終了した。

既婚男性にモテても仕方ないのに。30歳女の苦悩

帰りは、雅彦がタクシーで、美咲の住む赤羽橋までわざわざ回り道をしてくれた。

「雅彦さん、今日は本当にご馳走様でした。」

「どういたしまして。美咲ちゃん、こちらこそ今日は楽しかったよ、ありがとう。」

雅彦はそう言いながら、後部座席で距離を次第に縮めてくる。

「次回は、二人きりで行こうか。」

耳元で囁かれ、美咲はぞっとして背筋が凍りついた。ちょうどその瞬間、タイミングよくタクシーが赤羽橋に到着したため、扉が開く瞬間を見計らって美咲はすかさず車から飛び降りた。

「雅彦さん、それじゃあ今日は本当にありがとうございました!また授業で!」

ぺこりと頭を下げ、後ろを振り返らないようにして一目散に家に向かった。

家に着いて、ソファに倒れこむようにして身を投げ出し、ふと携帯に目をやると、雅彦から届いたLINEのメッセージが画面に浮き上がっていた。

―絶対次回は二人きりで行こうね!

美咲は既読にすることをためらい、画面を伏せてその場に置いた。

―ああ、既婚者にモテても、意味ないのになあ…。

どんなに積極的なアプローチであっても、既婚者から軽々しく誘われるなんて、逆に女としての価値が無いような気さえしてきて、美咲はがっくりとうなだれるのだった。http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170312-10005672-tokyocal-ent&p=3

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