鹿児島の西之表市長選、元朝日新聞記者で米軍訓練反対派の八板氏が当選

鹿児島県西之表市長選の再選挙が１９日投開票され、新人の元朝日新聞記者・八板俊輔氏（６３）（無所属）がほかの新人３人を破り、初当選した。

在日米軍再編計画に伴い、同市の馬毛島が移転候補地として検討されている米軍空母艦載機離着陸訓練（ＦＣＬＰ）の受け入れの是非が主な争点となったが、反対派の八板氏が激戦を制した。

１月の選挙で立候補した６人がいずれも法定得票（有効投票数の４分の１）に届かなかったことに伴う再選挙。
投票率は７１・６５％となり、１月（７７・２６％）を下回った。

再選挙には反対派３人、賛成派１人が立候補。八板氏は「市を元気にする」として観光などによる地域振興を掲げ、記者出身の経歴もアピールしながら、ほかの反対派の候補２人を抑えた。
また、賛成派の候補は「国の交付金で市民生活を豊かに」などと訴えたが及ばず次点となった。

http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20170319-OYT1T50120.html